7MHz~50MHzの5バンドV型ダイポール 730V-ⅡのSWRが高いことが気になっていた。
NanoVNAをパソコンに接続してNanoVNA-Serverで測定した。
NanoVNA-Serverのグラフの左上がスミスチャート、右上がリターンロス、左下がVSWR、右下がインピーダンスとなっている。
7MHzを測定すると中心周波数が6.98MHz VSWRが1.36 と かなり低い。
FT8やSSBで使用する7.090MHzではVSWRが3.0を超えている。
14MHzを測定すると中心周波数が13.97MHz VSWRが1.21 と7MHzと同じく、かなり低い。
SSBで使用する14.130MHzではVSWRが2.0を超えている。
21MHzを測定すると中心周波数が21.03MHz VSWRが1.20 と他と同じく、かなり低い。
28MHzを測定すると中心周波数が28.00MHz VSWRが1.29 と他と同じく、かなり低い。
50MHzを測定すると中心周波数が50.74MHz VSWRが1.06 と他と同じく低いがこのままでも使える値だ。
アンテナの取扱説明書を読むと、先端のエレメントの長さを7MHzで15kHz/1cmで調整すると書いてある。
中心周波数は7MHzでFT8やSSBで使用する7.090MHz、14~28MHzでFT8やRTTYで使用する14.090MHz、21.090MHz、28.090MHzとしたい。
調整するエレメントの長さは120kHz/15kHz=8cmとした。
アンテナの先端のエレメントの長さを8cm短くして7MHzを測定すると中心周波数が7.11MHz VSWRが1.37になった。
FT8やSSBで使用する7.066MHzでVSWRが1.92になった。
予定より少し中心周波数が高くなった。取扱説明書どあり6cmくらいにしておけばよかったのか。
14MHzを測定すると中心周波数が14.00MHz VSWRが1.32になった。
14Mhzでは中心周波数が低くなっている。
SSBで使用する14.134MHzでVSWRが1.97になった。
21MHzを測定すると中心周波数が21.04MHz VSWRが1.20になった。
21Mhzも中心周波数が低くなっているが、FT8で使用する21.070MhzでVSWRが1.5以下である。
28MHzを測定すると中心周波数が28.05MHz VSWRが1.22になった。
28Mhzも中心周波数が低くなっているが、FT8で使用する28.070MhzでVSWRが1.5以下である。
50MHzを測定すると中心周波数が50.48MHz VSWRが1.03になった。
CW、FT8で使用する50.30Mhz以下でVSWRが1.3以下である。
アンテナの調整後の7MHzから50MHzを総合的に考えてこのままでいいと判断した。
このアンテナがどのくらい電波が飛ぶのかが楽しみだ。