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体を温める~食材編

2015-12-23 08:10:52 | 栄養/サプリメント

こんにちは、管理栄養士Y.O.です。本日は祝日、クリニックもお休みです。あいにくの天候、寒い一日となりそう。こんな日はホカホカ温ったかお鍋でしょうか、ね!

さて本日は、意識して摂りたい身体を温める食材をまとめてみました。
1)ごぼう、れんこん、にんじんなどの根菜類

2)黒砂糖、黒豆、小豆、海藻など色の濃い食品

3)にんにく、ショウガ、ねぎ、たまねぎ、にらなどの香味野菜

4)塩、みそ、しょうゆなど

5)肉類、魚介類、卵、チーズなどのたんぱく質や発酵食品

6)梅干し、たくあん、明太子などの漬けものや塩蔵品

7)日本酒、赤ワイン、お湯割り焼酎、梅酒などの酒類
他の見方を加えると、

8)寒い地方で産出された物(食材)、冬が旬の物(食材)は体を温めるといえるでしょう。
また、

9)色の黒っぽい物(黒豆、小豆、ひじきなど)、濃い物(白米より玄米、白身より赤身、白砂糖より黒砂糖、白ワインより赤ワインなど)、暖色(赤・黒・黄・橙色)の物もよいでしょう。

10)地下でエネルギーを蓄えた物は体を温めます。そう、根菜類が代表的ですね。

11)水分が少なく硬い食物(食材)は、柔らかいものより体を温めます。(柔らかい物は、水分や油分を多く含み身体を冷やします。水分は身体に大切なものですが、摂取した水が尿や汗として排出されないと水分が身体に溜まって身体を冷やすことになります。また油は水とは反対の性質ですが、身体を冷やすということでは同じです)

12)料理としては野菜の煮物や温野菜のサラダあるいは野菜スープがグッド!野菜には冷え性に効果があるビタミンCやE、そして食物繊維がたっぷり含まれていますね。さらに血行不良や冷えを増長する便秘も解消してくれます。

13)血行を良くしてくれる代表はネギ・ショウガ・唐辛子です。ねぎには、白い部分を食べる根深ねぎと葉の部分を食べる葉ねぎとがあります。ねぎ特有の辛味成分のアリシンに、血行をよくし体を温める作用があります。葉の部分には、カロチンやビタミンCが含まれ、風邪予防にも効果あります。ショウガの辛味成分であるジンゲロンやショウガオールには発汗を促す作用があります。唐辛子のカプサイシンには、毛細血管の血液循環をよくする働きがあります。また、唐辛子は皮下脂肪の代謝を促進させるため、肥満防止やダイエットにも使われます。

14)梅干、レモンなどに多く含まれているクエン酸はエネルギー代謝を高めます。積極的にとりいれたい食材ですね。

15)良質のたんぱく質は自律神経と体温調節の働きを正常にします。体温をゆっくり上昇させ、体の中から温める効果があります。肉や魚、大豆製品を食べましょう。特に、マトン(羊)が最高!

さてと、今夜は何食べる?