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感染性胃腸炎に半夏瀉心湯&五苓散

2015-12-09 07:08:51 | 漢方

「大分市の小学校で児童ら150人、ノロウイルスによる集団感染の可能性」
「茨城・日立市の認定こども園で131人が嘔吐や下痢 ノロウイルス確認」
「札幌の飲食店で食事した20歳の男女7人が新型ノロウイルスを原因とする食中毒」

インフルエンザの患者さんは見ませんが、ノロウイルスなど感染性胃腸炎の患者さんは連日来院されております。ご家庭内でも、お子さんがゲロされますと、その後始末をされたお母さんは大概やられてしまいます。即座にマスクをして後始末することと十分な手洗い・消毒以外に免れる手立てはありません。頑張ってください。

「ちょっと気持ち悪いかも」と思ったら速攻で半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)を服用しておきましょう。エキス顆粒だけでなく、錠剤もあります。ただし、やたらと喉が渇いてしょうがない場合は五苓散(ごれいさん)をチョイスします。こちらも錠剤があります。

今時、手元に置いておきたい漢方の2剤です。

半夏瀉心湯=半夏(ハンゲ)+黄ごん(オウゴン)+黄連(オウレン)+人参(ニンジン)+乾姜(カンキョウ)+大棗(タイソウ)+甘草(カンゾウ)

五苓散=猪苓(チョレイ)+茯苓(ブクリョウ)+蒼朮(ソウジュツ)/白朮(ビャクジュツ)+沢瀉(タクシャ)+桂皮(ケイヒ)