こんにちは、管理栄養士の太縄です。冷たいものを飲みすぎていませんか?最近、胃腸を冷やしすぎて体調をくずしている方が多いように感じます。夏バテというにはまだ早すぎ、梅雨ばてを吹っ飛ばすためにも、ここはやっぱりカレーでしょう!
1)カレーを食べるとダイエットできる(かも)
カレーを食べると、スパイスの効果で血液の循環がよくなり、深部体温 (肝臓や脊椎など体の奥深いところの温度)が上昇します。深部体温が1℃上がるとエネルギー消費量が1.6〜1.7倍になるといわれています。つまり、習慣的にカレーを食べ続ければ、(料理で工夫、カレースパゲッティ、カレーコロッケなど)基礎代謝がアップし、脂肪が燃えやすい体=やせ体質になるというわけです。またカレーに含まれるスパイスには自律神経を活性化させ、満腹中枢に働きかける作用も。カレーを食べるときも、白湯など温かい飲み物をとるのが良いでしょう。
ダイエットに効果的なスパイス:ペッパー(こしょう)・チリペッパー ・ ガーリック
2)カレーを食べると美肌になる(はずです)
肌荒れ、くすみ、シミなど、肌の悩みは新陳代謝の低下が原因。カレーには血行と新陳代謝を高めるスパイスが豊富に含まれているため、これらを改善する効果がありです。カレーを食べると汗をかきますが、これも皮膚の血行がよくなっている証拠。シナモンは抗炎症や抗アレルギー作用にすぐれ、肌荒れに効果的。ターメリックは紫外線による活性酸素を除去する作用があり、くすみやシミに悩む人にぴったりです。
美肌に効果的なスパイス:シナモン・ターメリック・ジンジャー
3)カレーを食べると頭が良くなる(かもしれません)
カレーを食べた後は、脳の血流量が、2〜4%増加すると言う驚きの実験結果があるそうです。血流量が増えると酸素と栄養が全身にいきわたり、脳は活発に動き出します。とくに集中力、計算力が高まると言われています。さらなる効果を望むなら、1日のスタートである朝食にカレーを食べるのがベスト。朝から脳のスイッチをオンにすることで眠気もとび、1日の活動量がさらにアップします。仕事や勉強で午前中から力を発揮したいときはぜひ朝カレーを!
脳の活性化に効果的なスパイス:ガルダモン・ディル
4)カレーを食べると風邪をひきにくくなる(かな)
カレーには、ターメリックやジンジャーなど、抗ウイルス作用を持つスパイスがたくさん。風邪をはじめ感染症の予防が期待できます。さらにカレーを食べることによって、末梢神経の血流もよくなるので、冷えが改善され、免疫力もアップします。ちなみに、風邪をひいてしまってからも、カレーが有効です。たとえばターメリックは、咳やのどの痛みに、頭痛にはクローブやカルダモンが効くといわれています。
風邪予防に効果的なスパイス:ターメリック・ガーリック・シナモン・チリペッパー
いかがでした。日本人なら大好きな(はずの)カレー、いろいろ食べ方を工夫して夏バテをぶっ飛ばしちゃいましょう。
(太縄 有香子)