走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

患者中心の医療

2017年08月21日 | 仕事
8月も半分が過ぎ、夏の終わりを感じる今日この頃。昨夜は野外コンサートへ行ってきました。出演者はMother Mother。サイコーでした。末娘もロックコンサートデビューでご満悦。



オーバードースの対策会議の参加者の中には重要な参加者が。それは現在もしくは過去に薬物依存の経験がある方です。経験者の意見なしには絵に描いたよ餅になりかねないと、彼らの意見を重視して会議は進められます。

医療の中で何が一番抜けていると思いますか?患者とその家族の意見です。病院の設計やデザインだって、病棟の運営も全て医療者からの意見が重要視されます。

最近の傾向は患者とその家族の意見が最も大切にされるようになりました。ホスピス建設の時もだったし、最近オープンした若年層のメンタルヘルスのアセスメントユニット(病棟)もそう。未成年のホームレスシェルターの案もそう。

こういう地道な働きが医療の中で患者さんがパワーを持ち(Empowerment と言います) 患者さんに優しい医療になって行くと思います。

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