走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

知るか知らないか

2017年08月19日 | 仕事
潮溜まりにいるイソギンチャクを



私は20代の頃スクーバにはまっていてお金と時間を随分つぎ込んでいました。水中で喘息発作が出るようになり辞めなければならなくなりましたが、、、。

日本も海外も潜りまくっていました。その頃一番長くとった休暇が8日間。モルジブへ行く為でした。そんな長い休暇を取る人はいなくて冷たい目線を受けました。祖父が亡くなった時田舎なので葬儀の後も親族は行事が色々あって追加の休みを取りたいと伝えたら、きっぱりそれは無理と言われ家族や親類からは冷ややかな目線の中、田舎を去らなければなりませんでした。ボランティア超過勤務(支払いを受けない労働時間)も長かったし、定時で帰らないことが当たり前だった日本時代。

今もそんな感じなのでしょうか?そもそも日本で仕事を始めた時、雇用条件(年次休暇が何日あって、雇用年数が増えて行くと年次休暇がどれだけ増えて行くとか)、給与明細の読み方だって教えてもらえませんでしたよ。休暇の取り方やそれに関するルールがどこに記載されているのかも知らされませんでした。

カナダで働くようになって、給与明細には勤務時間数、時給、休暇が後何時間残っているか、病休がどれだけ残っているのか、書かれている。差し引かれたものももちろん。一年に一度は年金の明細(積立がいくらで、いつ退職するかによって違う支給額など)ももらえる。

雇用には雇用条件が細かく記載されている。きっと日本も同じだったと思うがそれを閲覧しようとしなかったし、自分に休暇を申し込む権利があるなんて考えもしなかった。上から休暇は連続5日までねと言われれば疑問さえ抱かなかった。使い切らなかった年次休暇はきっと切り捨てになっていたんでしょうね。勿体無い。

職場、職場にある風習は色々。でも規則は労働基本法に沿って作られているはずだから風習を差し置いて後ろ盾になってくれるはず。一度、自分の雇用条件(労働条件)と休暇や超過勤務に関わる規約を読んでみてはいかがですか?

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。