走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

組織とメディア

2017年01月19日 | 仕事
大きな組織で働くと、大きいなりにいろいろあるのです。その1つがメディアとの関係。

これは先月、私が主催した麻薬の拮抗剤のセッションの記事。左の後ろに白いトップで髪が長い女性は私。沢山の人に来て欲しくてメディア部に頼みツイッターで宣伝したもらった。

そのおかげで参加者数はまずまずで、その上地元の新聞記者が2社来た。そして記者2人は主催者の私を取材しようとした。

私が一番初めにする事は24時間いつでも呼ぶ事ができる自分が働いてる組織のメディア部門のポケベルを鳴らす。理由はメディアから接触を受ける時はメディア部門を呼び、その指示に従わなければならないから。

個人の意見を述べているのか職場を代表して公で話しているのか、境が曖昧、と言うかメディアは好きなようにとってしまう事もある。なのでメディアから接触された時メディア部門を介さず話す事は厳しく禁止されている。

メディア部門の人に取材の質問事項を伝えると、こちらから適当な人を送るから何も返答しないようにと言われた。今回の適当な人とは保健局の代表者。何せフェンタニルで亡くなった人の多さ、緊急事態宣言も発令中。意見は慎重にと言う事。

それを聞いて一社は、とっとと帰って行きました。もう一社は誰か話せる人はいない?ともっと小さな雇用主の同僚に話しかけていました。結局記事にしたのは一社だけ。

両社とも私の組織の対応には慣れているようで、、、ため息をついていました。いつもの事のようで。

大きな会社に広報部があるように、私の職場も同じようなものです。ま、現場の声を書いてもらえない事は寂しいですが、仕方ない事です。



気温が平年並みに戻って雪も氷も溶けていますが、これまた週末の写真を。丸太の上を歩く小動物の足跡が、、、、アライグマかな?

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