走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

職場の状況分析

2021年05月16日 | 仕事
昨日の続き

Workload とは仕事量。1日7.5 時間の労働を週に5日で雇われているのに、超過勤務を1週あたり25時間しているのなら仕事量は60%まで落とさなければならない。1日20人が予約されていた時の超過勤務具合であったのなら予約は1日に12人へ削減するという事。

1日30分程度の超過勤務は許されている(給与がもらえる)。だって患者の直接ケアをしているものにとって、予測以外の事態の発生は日常茶飯事。労働組合に守られている看護師は組合規則でもっと長い超過勤務が許されている。しかし管理職クラス以上は超過勤務をしなくても良いWorkloadを自分で調整できる能力があり自分で計画できる、とされ、普通超過勤務は日常的には許されない。NPに限り特例が付いているぐらいの事だ。

よって4ヶ月にもわたり異常な超過勤務をしている(それもボランティア的に)のは自己責任という形になってしまう。欠勤のプラクティショナーの仕事量をこなすにあたり、そのような事態が発生する予測は容易いが、だからといって組織があれやこれやとお膳立てしてくれるわけではない。だから自分から動かなければならないのだ。

数字を使って状況分析をして、それを書面にして提出するだけ。それさえすれば誰に咎められる事なく仕事量を減らす事ができるのだ。

貴方は自分の職場環境の状況分析ができますか?

続く


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