走るナースプラクティショナー ~診断も治療もできる資格を持ち診療所の他に診療移動車に乗って街を走り診療しています~

カナダ、BC州でメンタルヘルス、薬物依存、ホームレス、貧困層の方々を診療しています。登場人物は全て仮名です。

お誘い

2017年08月06日 | 仕事


フェリーに乗って行って来まーす。予約が取れず朝早く先着順の乗船を狙って早起きでした。家を7:30に出て9:00に乗れず、9:40も外し11:10に乗船しましたが15分遅れの出発。眠い!フェリーって言っても本当は陸続き。フィヨルド海岸線で道が繋がっていないのでフェリーで渡るのです。



今日から風向きが変わって晴れると言う事でしたが、未だに煙の中。山並みは全く見えません。

薬局から患者の事で電話をもらう。今までに話した事がない薬剤師だった。患者の話が終わると質問ぜめにあう。で、この方何がしたいかと言うと私を雇いたい、と。実はこんな勧誘は2度目。

薬局の隣に診療所があると患者は自然とお隣で薬を出してもらう= 売り上げが上がる図式。なので薬局が診療所を経営したり、受付係を雇ったり、とそう言うことは当たり前の昨今。しかし医師不足。誰も見つける事が出来ず空き家のままの診療所は意外とある。

で、医師が見つからなければナースプラクティショナー(NP)へと白羽の矢が当たるのだ。え?でもNPは医師と違って診察料はでません。薬剤師はもちろんそんな事も知っています。時給を払うから週に数時間でも良いから来てくれないか?と誘われるのだ。

でもね私はフルタイム。週に37.5時間以上働く気は全くありません。家族との時間が大切ですから。大学院の級友の中にはこんなエキストラの時間も稼いでいる人もいます。 もっと若かったら、子供がいなければ私もするだろうか?

誰か興味がある人を見つけたら連絡しますねーと電話を切るのだった。


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