新患の彼は難治の蜂窩織炎があります。彼は週に3回フードバンク(無料で食料を配給する団体)へ行き食料を調達します。
フードバンクから来場を断られた。理由は蜂窩織炎があるから、と。
はあああああ?
足にある傷は定期的に看護師が包交している。浸出液がダラダラ漏れているわけではない。彼の前医はなかなか治らないから壊疽性筋膜炎ではないか、と彼に言ったらしい(アホか?!壊疽性筋膜炎なら今頃入院で切除術を受けてるでしょ!)。それを彼はフードバンクで伝えたそうだ。抗生剤が必要になり、その時にはMRSAと言われたので、その事もわざわざ伝えたらしい。その結果締め出しを食らった。彼はフードバンクへ行ってはいけないのか?行ってもいいならフードバンクのマネージャーに医療的な助言をして欲しい、と言う。
私は患者の彼に話した。傷はドレッシングで塞がれているから外出しても構わない。しかし感染してると言えば人は良いように思わない。隔離や特別な指導がない限り、自分の病気を宣伝する事は勧めない(How are you?と聞かれたから、正直に言ったらしい。どうだ!凄いだろう〜的な感覚で。。子供かいな?!)
で、このフードバンクのマネージャーがかなりの曲者だった。変な知識ばかりあり、新しい情報は頭に入らない。私の患者はマスクにガウン、手袋をして来るべきだ、他の人に感染したら責任を取ってくれるのか?とか。一般的にどんな病気でも誰もが手洗いをする事が一番の常識です、と言っても全く通じない。そこのボランティアが診療所で働いていて、医師に状況を話したら、彼とは握手をするべきでない、と言ったが、美加は医師より自分が正しいと言っているんですか?とか全くわけわからない。あああああ、
インフルエンザのシーズン。私は誰とも握手したくないんですけど。いやいや年中通して握手を求められると「げっ」と毎回思うんですけど。断るときもあるし、しかなくするときは後に速攻で手を洗います。貴方は誰とでも躊躇なしにするんでしょうね、、、、、私は病気のない潔白な人間ですと顔に書いてあると思って。
保健所へ行って手洗いや感染症予防のパンフレットをもらい、それを熟読することを勧めて電話を切りました。はああ、、、