マリコの節約インテリア

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手紙

2009-10-16 06:47:55 | 

 

東野圭吾さんの作品です。

リース作りにに疲れて手にした本が『手紙』でした。

実は一度、冒頭の部分だけ数ページ読んだのですが

これは、かなり重いテーマだと思って今は読めないなと

ほっておいた小説なのです。

それでも、テレビもDVDにもいかず、

やはり私には読書だったのでしょう。

読み始めると、作者の筆力のせいか一気に読んでしまいました。

強盗殺人犯の加害者家族の青年のお話なのですが、

すべて加害者家族ということで努力も苦労もして掴もうとした

夢も恋人もことごとく失くしていきます。

この物語はどういう方向に進むのかと、

作者の意図は何なんだろうと思いました。

答えは読む人それぞれの心の中にあるのでしょう。

言葉で説明することのできないものがあります。

 

私は事件ではないのですが、ある事故の被害者家族なのです。

その事故で母は息子を私は兄を亡くしました。

母も私もその事故に巻き込まれたものの、殆ど無傷で助かりました。

子供を亡くす母親の姿は悲惨です。

84歳で逝った母を送り出すまで長い長い時が流れました。

人生は闘いだと私は思っています。

勝たなくても負けてはならない闘いです。

そして生きてこその人生です。

 

久しぶりに涙した『手紙』でした…

 

 

 

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コメント (2)
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