柴田よしきさんの作品です。
題名の通りねこの正太郎君が探偵のお話です。
前作３冊も読んでいます。
ねこ好きにはたまらない本だと思います。
柴田さんも正太郎君の本だけ読んでくださる読者がいると、あとがきで書いてました。
ミステリーが好きでなくても楽しめちゃいます。
ミステリーが好きならもっと楽しめます。
短編集なのですが１作を除いてねこの目線で書かれていてユーモアたっぷりです。
関西弁の変に律儀な感じの犬も登場して笑ってしまいます。
『どれほどの悲嘆も痛みも苦しみも、時に治せないものはない。生きてさえいれば、きっと、癒える。』
こんな１節もあります。
ほろりとします。
ああ、人生色々だけど頑張らなくっちゃと思います。
表紙の正太郎君のイラストが我が家のひめに似て黒ねこなのも嬉しかったりします。
ねこ好きの方にお薦めの１冊です。
