青空に誘われる山の旅

宮城県々南の田舎町から、天気の良い日に日帰りで登った山の記録を中心に綴っています。

雁戸山(2016)[北蔵王縦走]

2016-10-09 11:36:10 | 山歩き

日  時 :2016年10月5日(水曜日) 曇り時々晴れ

場  所 :雁戸山(1486M)がんどさん 宮城県刈田郡蔵王町遠刈田温泉倉石岳

雁 戸 山:宮城県と山形県の県境に位置し、笹谷峠の南に有る火山である。蔵王連峰の北蔵王と呼ばれる山塊で、東麓にはセントメリースキー場があり、西麓には馬見ヶ崎川に造られた蔵王ダムがある。蔵王連峰に属するが、中央蔵王火山に対する寄生火山ではなく、複式火山でありその活動時期は中央蔵王よりも古い。

パーティ:40名(一般参加 25名 ガイド協会会員15名) 宮城蔵王ガイド協会主催事業

 

コースとタイム(山行形態:縦走登山)

     遠刈田公民館(7:00発)バス移動→蔵王刈田かった岳山頂駐車場(7:45~8:05)→馬の背うまのせ(8:30)→自然園(9:25)→名号峰みょうごうほう(10:10~10:20)→八方平避難小屋(11:55~12:30ランチタイム)→南雁戸山(13:10)→北雁戸山(13:50~14:00)→カケスガ峰(15:00)→関沢IC手前駐車場(16:45~17:05)バス移動→遠刈田公民館(18:00着)

 

当日の雁戸山案内図(赤破線が辿った道)   活動時間 8:39 活動距離:16.05㌔ 高低差:1249㍍

 

 

 

スタートに際し、ガイドリーダーの説明に耳を傾ける参加者の皆さん(蔵王山頂レストハウス前  )

風の通り道 馬の背に西側から流れ込むキリ雲

馬の背から見る 五色沼とも呼ばれる火口湖の御釜

熊野十字路から望む 雲に覆われはじめた雁戸山(中央)

三宝荒神山さんぽうこうじんさん1703㍍(紅葉の山)と、その上に浮かぶ月山がっさん1984㍍

右奥に微かに望む鳥海山ちょうかいさん2236㍍と左手に見える村山葉山むらやまはやま1462㍍

緩やかな下り坂の先に見える名号峰・八方平へと続く尾根

見頃を迎えたサラサドウダンの紅葉

追分手前樹林帯の切れ間から仙台平野を望む参加メンバー

後方に見える後烏帽子岳うしろえぼしだけ1681㍍(左手)と屏風岳びょうぶだけ1825㍍(右手)が幻想的

笹に覆われた雑木林の尾根へと変わる

休憩に持って来いの明るく広々とした名号峰山頂(生憎雲に囲まれ展望は無い)

ガスに覆われた樹林帯の急な坂道を下る

小屋中央に囲炉裏の有る内装が立派な八方平避難小屋

避難小屋から先は木々の枝が張り出し歩き難い登山道へと変わる

いよいよ雁戸山へと続く急な上りのガレ場

ガスの切れ間から望む 左手の三宝荒神山から瀧山りゅうざん1362㍍へと続く峰々(南雁戸山山頂より)

南雁戸山山頂からの急な下り

北雁戸山山頂より望む蔵王連峰の主峰 熊野岳くまのだけ1841㍍(左の山頂に雲有り)

二等三角点標石の建つ北雁戸山山頂を後にする参加メンバー

紅葉が見事な痩せ尾根の 蟻の戸渡りが真下に見えて来ました

蟻の戸渡りから見た錦絵の紅葉

カケスガ峰へとトラバースの長い道が続きます

関沢への道に変わると歩き易くなる(笹谷峠へと下る道は登山者が多くヌルヌルしている)

見事な杉植林地帯へと下りて来ました

舗装道に出るとゴールの関沢ICはもう目の前

 

 

 

◆ 当日出逢った印象的な花々 ◆ 狂い咲きもアリ?

アズマシャクナゲ・イワインチン・ズダヤクシュ・テングノコズチ・イワカガミ

    

 

◆ 奇麗に色付いた木々の葉🍁達 ◆ 👇拡大はクリックして下さい

    

 

 

当日の様子

見上げた空には うろこ雲が広がり、天気下りのサインが出ていました。山頂レストハウス前でストレッチ体操後、いよいよ雁戸山へと続く北蔵王縦走のスタートです。西から流れるキリ雲に覆われる馬の背、ガスの切れ間に見える御釜もいい感じ。雲の流れの速さのわりに 爽やかな風が吹き、絶好の登山日和となりました。熊野十字路からは緩い下りが続き、月山、村山葉山、鳥海山が薄っすらと見えています。自然園への下りは安山岩のゴロゴロした道が続きます。自然園で振返ると、鮮やかな紅葉の先に雄大な熊野岳。やがて、笹に覆われた登山道も 花崗岩の乾いた道に変わると間もなく名号峰へと到着です。展望のきかない名号峰を後に、ブナ、ダケカンバ、ミズナラの森が暫く続き、明るいガレ場を過ぎると間もなく八方平避難小屋です。小屋内での賑やかなランチタイムの後は、張り出した枝で歩き難い道にガレ場の上り、更に急斜面の登りが待っていました。遂に、山の神石碑の建つ南雁戸山山頂へと飛び出します。南雁戸山からは積み重ねた様な安山岩の急斜面を下り、眼下に見える蔵王ダム、足元のイワインチンの花、周辺に広がる錦絵の紅葉に癒されながら、登り返すと北雁戸山山頂です。山頂で集合写真撮影後、緊張の続く痩せ尾根を下り、前山東斜面の歩き難い道のトラバース。カケスガ峰からはヌルヌルした下りで、関沢への登山道に入るとホットするくらい歩き易くなっていました。杉植林地帯を抜け林道から舗装道へ、ゴールはもう目の前です。蔵王連峰に有って、人の手が入っていない 自然豊かな原生林に感動する山歩きでした。

 

 

過去の記録:2014秋

  

 

 

 

 



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