
日 時 :2014年8月2日(土曜日) 晴れ
場 所 :飯豊山(2105.1M)いいでさん 別名:飯豊本山いいでほんざん
三角点名:飯豊山(一等三角点)2105.15M 2014.4.1登録 山形県西置賜郡飯豊町大日杉
飯豊山地:福島県と新潟県、山形県の三県にまたがる山地で。最高峰は標高2128メートルの大日岳だいにちだけで、飯豊山(飯豊本山)や北股岳きたまただけ、烏帽子岳、御西岳おにしだけなど2000メートル級の山々が連り飯豊連峰とも呼ばれ、磐梯朝日国立公園の一部をなしている。 飯豊山は、山形県西置賜郡小国町と新潟県東蒲原郡阿賀町の県境にあるが、南東麓の福島県側から山頂を経て御西岳に至る登山道付近のみが福島県喜多方市になっている。明治期に廃藩置県後飯豊山付近が新潟県に編入されたが、飯豊山神社宮とする福島県側の猛烈な反対運動により、参道にあたる登山道と山頂が福島県にすることで決着している。
パーティ :単独行
コースとタイム(山行形態:登山口からのピストン)
大日杉小屋だいにちすぎごや登山口(4:30)→長之助清水ちょうのすけしみず(5:15)→地蔵岳じぞうだけ1538.9㍍(6:30~6:40)→切合小屋きりあわせごや(8:50~9:00)→草履塚ぞうりづか1908㍍(9:30)→本山小屋(10:45)→飯豊山(11:00~11:30)→草履塚(12:30)→切合小屋(13:00~13:15)→地蔵岳(15:30)→大日杉小屋登山口(16:40)
登山口に当たる大日杉小屋手前の駐車場(30台前後は駐車可)
明るい雰囲気の大日杉小屋(野外トイレとピロティを登山者に解放しています)
入山後 最初の急坂(ザンゲ坂)に設置された鎖場
陽が差し 明るくなって来た南の尾根
地蔵岳山頂から望む飯豊山
これから辿る尾根の先に見える種蒔山たねまきやま1791㍍(正面)
切合小屋手前から望む連峰最高峰の大日岳
奥に見える飯豊山と切合小屋
草履塚手前に広がるハクサンコザクラの花斜面
八月に入っても多くの雪渓が残る登山道
草履塚の西斜面から見た 山頂(飯豊山)へ続く尾根
行く手を遮る花崗岩からなる御秘所おひしょの岩場
御秘所の岩場から振返って見た草履塚
本山小屋へと続くガレ岩の急登なつづら折り
本山小屋が見えて来ました
本山小屋の先から見た山頂(飯豊山)
祠と一等三角点標石が設置された飯豊山山頂風景
山頂より望む北股岳きたまただけ2024.9㍍
山頂より望む雲に隠れそうな大日岳
最後に飯豊山山頂を振り返ります
◆当日出逢った印象的な花々◆
モミジカラマツ・ミヤマリンドウ・ミヤマトリカブト・ミヤマコウゾリナ・ミヤマクルマバナ
ミヤマキンポウゲ・ミヤマカラマツ・ミヤマアカバナ・マルバダケブキ・マルバシモツケ
マルバコゴメグサ・マイズルソウ・ヒメシャジン・ヒメサユリ・ハクサンフウロウ
ハクサンシャジン・ハクサンコザクラ・ハクサンオミナエシ・ノリウツギ・ノウゴウイチゴ
ニッコウキスゲ・ツクバネソウ・チングルマ・チシマギキョウ・タニウツギ
タテヤマウツボグサ・タカネマツムシソウ・タカネツメクサ・タカネサギソウ・タカネアオヤギソウ
センジュガンピ・ズダヤクシュ・シラネアオイ・ショウジョウバカマ・サンカヨウ
クロズル・クルマユリ・クチバシシオガマ・オヤマノエンドウ・エゾシオガマ
イワオウギ・イワイチョウ・イイデリンドウ・アカモノ・アオノツガザクラ
当日の飯豊山案内図(赤破線が辿った道)
当日の様子
周囲が少し明るくなりかけたころ、無事登山口の駐車場へと到着です。驚いた事に沢山の登山者が夜明けを待って、駐車場や山小屋周辺に待機(車やテントの中)しているでは有りませんか。厳しい地形と奥深さが 人を引き寄せる飯豊山の魅力に関心しながら、駐車場で軽い朝食を済ませます。身支度を整え、明るくなって来た所で、のんびりと案内板に従い 山小屋前から入山開始です。登山口から急な登りで、ザンゲ坂を過ぎるとブナの樹林帯に急勾配、気持ち良い汗が流れ 高度を上げて行きます。飯豊本山が見えて来ると間もなく地蔵岳山頂です。水分補給後、南へ長い長いアップダウンの尾根歩きです。センジュガンピ、ニッコウキスゲに目を奪われ途端にペースダウン、やがて種蒔山手前を横切ると切合小屋です。小屋前の水場で喉を潤し、タカネマツムシソウのフラワーロード、ハクサンコザクラ、ヒメサユリ、もう中々前に進みません。爽やかな風に青空の広がる尾根上は気分も展望も最高ーーー
。草履塚を過ぎ、御秘所の岩場を通過、ガレ岩のつづら折りの急登に耐え、登りも緩やかに変わると間もなく本山小屋です。小屋前の飯豊山神社にお参りを済ませ、広々とした見晴らしの良い尾根の先に飯豊山は有りました。飯豊山山頂は一等三角点標石に祠が祀られ広々としています、連峰の最高峰(大日岳)に北股岳、遠くの山は見えないものの素晴らしい展望
です。充分に展望を楽しんだ後、下山は急いで大日杉小屋へと往時を辿りました。
この日出逢った花々:エゾアジサイ・オカトラノオ・ノギラン・ツルアリドオシ・イワオトギリソウ・ツクバネソウ・クロズル・ミヤマクルマバナ・ミヤマホツツジ・センジュガンピ・ミヤマキンポウゲ・クルマユリ・モミジカラマツ・ヤグルマソウ・エゾシオガマ・ヨツバヒヨドリ・ハクサンシャジン・ヤマハハコ・ウメバチソウ・マルバダケブキ・ハナニガナ・ニッコウキスゲ・ノリウツギ・ミヤマママコナ・ハクサンオミナエシ・タカネマツムシソウ・タテヤマウツボグサ・シモツケソウ・チングルマ・ネバリノギラン・ミヤマリンドウ・ヒメサユリ・イワイチョウ・コイワカガミ・シラネアオイ・ハクサンコザクラ・ノウゴウイチゴ・ショウジョウバカマ・マイズルソウ・ミヤマカラマツ・アキノキリンソウ・ミヤマコウゾリナ・イブキトラノオ・ヒメシャジン・アオノツガザクラ・ミツバオウレン・ハクサンフウロ・ヨツバシオガマ・ダイモンジソウ・マルバシモツケ・イワオウギ・ミヤマトリカブト・アオヤギソウ・オヤマノエンドウ・ミヤマダイコンソウ・タカネツメクサ・ミヤマウスユキソウ・ムカゴトラノオ・イイデリンドウ・クチバシシオガマ・ミヤマアカバナ・ゴゼンタチバナ・ハクサンシャクナゲ・ハクサンハタザオ・ハクサンボウフウ・オヤマソバ・チシマギキョウ・タカネサギソウ・タニウツギ・サンカヨウ・マルバコゴメグサ・ズダヤクシュ
来た道(124㎞)
自宅発(1:30)→国道113→国道399→県道7→国道287→県道8→県道378→大日杉駐車場(4:10) 時間は途中休憩1回にコンビニ買出しを含む
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