ロックな幸せ☆

邦楽(TMR西川、Gackt、OT、ユニコーン(復活おめでと♪))、インターネットのことなど。できるだけニュースも。

「届カナイ愛ト知ッテイタノニ抑エキレズニ愛シ続ケタ」---Gackt 新曲 PV

2005-08-18 | Gackt(ガクト)
Amazonの商品紹介で、9月に発売されるCDアルバム『DIABOLOS』(リンク!に、「なんとあの『MOON』は終わっていなかったのだ! 」の一文を見つけたときから、「届愛(略しすぎ?)」のPVのイメージは”月”かな、と思ってた。

で、PVを見て「やはり」と確信。しかも”ルナティック”な”月”だ。
一足先にPVの感想を書かれたブログを読んでいたら、「マリスミゼル時代を思い出す」という言葉をチラチラと見かけた。
うん、たしかに。具体的には『Syunikiss~二度目の哀悼~』を彷彿とさせられた。
亡くなった女性が再び立ち上がるが、もはや生前の彼女ではなかった。「彼女を安らかに眠らせて・・・」と祈る彼。

というようなイメージ。
あの時の彼女は、彼の言葉を繰り返すだけの生きた屍だったが、今回の彼女はより一層怖い。
なんつったって、”ルナティック”だもの。

灰の中に焼け残った2つの指輪。
フィルムが逆回転されるように、灰が燃え盛る炎になり、指輪をはめている二人の手の骨が浮き上がる。
さらに二人の手は肉が戻り皮膚が戻り、炎が付く前に戻って一組の男女の手となる。

中世ヨーロッパ。月があたりを白く照らし、黒くたなびく雲が時折、月光を遮るモノトーンの世界。
白いロングドレスをまとった長い髪の女性(仮にカトリーヌ)は、表情に悪魔を宿らせて、生前の恋人(仮にシャルル)にフェンシングの構えで剣を向ける。カトリーヌとシャルルは剣を交えるが、シャルルの旗色が悪い。

かつて2人は古い洋館で甘やかな時を過ごしていた。
幸せそうに愛を語り合う2人。カトリーヌがシャルルに微笑みかける。
全身黒尽くしの衣装をまとったGacktは、これから起こりうる2人の悲恋を歌う(ちょっとGLAYのTERUが重なる)。Gacktの胸元のアクセサリーが白く光る。

今、恋人の剣を弾き飛ばすカトリーヌ。
洋館は血に塗れ、壁には無数の手の形の跡がついている。それらが惨劇を物語っている。
落ちた剣を拾い、再びカトリーヌに立ち向かっていくシャルル。その顔は苦痛に歪んでいる。
なぜ、そして何が彼女にとりついているのか。剣を振るいながら必死に思い出そうとするシャルル。

数日前、カトリーヌは亡くなった。
亡骸をベッドに横たえ、暗い室内で一人で気落ちしているシャルル。彼女の死が信じられない。
突然、彼女の上半身が起き上がる。驚きのあまりシャルルがイスごとひっくり返る。
驚くシャルルの目の前で、カトリーヌは牙をむき出し、瞳を金色に光らせる。
彼女は洋館での悲劇を引き起こし、大きく開いた窓から外へ出る。

洋館の中で歌い上げるGackt。演奏するGackt-Jobの面々。

カトリーヌは魔物に魅入られたのだった。
大きく剣を振りかぶるカトリーヌの背後で、稲妻が光る。
やがて朝日が昇り、カトリーヌは日の光をまぶしそうに拒む。
その隙にカトリーヌに剣を突き刺すシャルル。
シャルルの胸に倒れたカトリーヌは、やがて穏やかな顔に戻る。(睫が普通の長さになる)だが再びその眼を開くことはなかった。

シャルルもまた傷を負っていた。彼の胸に突き刺さった剣より火が燃え上がる。やがて炎は二人を包んでいった。

一組の男女の手は炎に焼かれ、骨もなくなり、灰の中に2つの指輪が残った。

分類するならば、「ゴシックホラー」かな。


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2 コメント

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おじゃまします (Dearsの一人)
2005-08-18 02:30:15
まえにも一度、BLACK STONEのことで書き込みさせていただいた者です。



『届愛』のPVの解説、読ませていただきました。

私は、PVを見れる状況にないので、詳しく書かれていて助かりました。

DIABOLOSが楽しみです♪ありがとうございました☆
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⇒ Dearsの一人さん (みお@Weblog管理人)
2005-08-18 17:36:51
「BLACK STONE」はお友達への追悼歌だって、教えてくださった方ですよね。こんにちは☆

こちらこそ、喜んでいただけてよかったです。



「DIABOLOS」、「MOON」よりもダークな感じになりそうな気がします。楽しみですね♪

17日にアップした記事に、アルバムの作成風景を紹介してるテラチンさんのサイトをご紹介させていただきました。



Gacktはいないのぉ~?と思わず探してしまいますが、YOUくん、茶々丸さんがいたりして、ますますアルバムへの期待が高まりますよん。

17日の記事はこちらからご覧ください↓

http://blog.goo.ne.jp/mio-migule/e/269d13520394c58bcbf1cfa80cdf52b0



また、ぜひお立ち寄りくださいマセ。
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