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キャストの演技力による珍しいアトラクションなのに、残念!--- TDL・シンデレラ城内のツアー終了へ

2006-01-31 | 事件です、姉さん!
■ TDL、シンデレラ城内のツアー終了へ

東京ディズニーランドのシンボル・シンデレラ城の内部をめぐるアトラクション「ミステリーツアー」が4月5日で、約20年の歴史に幕を下ろすことになった。

(中略)

「パークは永遠に完成しない」という理念に基づくアトラクションの更新が理由。ただ、シンデレラ城の外観は変えない。担当者は「城は永遠にシンボルですから」。

アサヒコム

昨日の新アトラクションを報じたニュースで、シンデレラ城のミステリーツアーが終了する事がちこっと書いてあり、「もしかしてシンデレラ城を壊しちゃうの???」と心配してた。外観は変えないとの事で、ちょっぴり安堵。やっぱりTDLのランドマークだからね。
【昨日のニュース】
東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは30日、映画「モンスターズ・インク」を題材にした新アトラクション(施設)を09年度にディズニーランド内に導入すると発表した。投資額は約100億円。ディズニーランドの新アトラクションは04年以来で5年ぶりとなる。

一方、既存アトラクションの「シンデレラ城ミステリーツアー」は4月5日に終了する。

■ 5年ぶり新アトラクション 東京ディズニーランド
Yahoo!株式ニュース
■ TDLに新アトラクション導入=09年度、米映画テーマに
Yahoo!(時事通信)

千葉から来ている知合いには、ディズニーランドでのバイト経験がある人が多い。
しかも、ミニーちゃんのぬいぐるみを着て踊ってたとか、アドベンチャーランドのジャングルクルーズの船で案内してたとか、シンデレラ城でお子様たちよりも派手なアクションをする案内人をしてたとか、やたら自己顕示欲の強い知合いばっかりだ。

そういう訳で、奴ら---これから登場するのは全員男性で、比較的外見が良くお調子者という共通点がある。あえて奴らと呼ばせていただく---から、実はディズニーランドってこんなところなのよ~という小話は、酒の席でよく聞いていた。本当かどうかは知らないし、確かめてもないけど、奴らの話で「へぇー」と思った話を2つ挙げてみると、
  • 実はアルコールが飲めるVIPルームがある(ちなみにディズニーシーでは一般でもビールが飲めるとか)。
  • ぬいぐるみの中に入るダンサーのうち、ミッキーとミニーを演じるキャストは同性であっても着替える部屋が異なる。

というものだった。あとの話は、聞いてから大分経ってしまったので、頭からすっかり抜け落ちてしまった。

ちなみに、VIPルームとは株主用の接待部屋であり、ミッキーとミニーが別部屋なのは実際のキャスト同士の仲が演技に反映されないようにするためだとか。お互い誰が入っているのかが分からないから出来る演技なんだと聞いた。

奴らの中の一人、シンデレラ城のキャスト(客を引率しつつ、演技をする人)を長年務めていたというSTくんは、ここで笑顔と演技力を磨き、超がつく就職氷河期と言われた時代に「学校の試験は良く落ちたけど、就職の面接試験で落ちたことがない」と言う人だった。某テレビ局のアナウンサー試験でカメラ審査まで行ったというから、結構すごいんじゃない?

そこまで言う彼の演技を、是非生で見てみようと、STくんがシフトに入っている日に合わせてツアーを計画し、友人たちを連れ立ってディズニーランドに行ったことがあった。
シンデレラ城へ向かい、その他のキャストの人に事情を話して、STくんのターンに合わせて貰える様に図ってもらった。

そして迎えたSTくんのターン。
私たち一行はぞろぞろと彼の後についていった。
顔見知りばかりの客を引き連れるのはさぞかし演じづらかろうと思ったけど、後日聞いてみたところによると「返ってやる気が増した」そうで。グアムで焼けた黒い肌に白い歯をキラリと光らせて「魔女め!! 思い通りにはさせないぞ!!」と叫んでみせた。もはや夢を見る年頃を過ぎてしまった友人が、「そんな黒い正義の味方もいないだろうよ」と茶々を入れると、「うわぁ、魔女の悪い魔法が僕の肌を黒くしてしまった!」と身悶えてみたり。いや、魔女はグアムに連れてってくれないから。そんな調子で最後まで非常にテンションの高い演技を見せてくれた。

私にとっては2度目のミステリーツアーだったが、そのときの演技に比べると明らかにSTくんはしゃべりすぎだった。楽しませようとしてくれたんだ、ということで。

蛇足だけど、STくんがこのたび結婚した。
そんな事からも思い出した、TDLにまつわる話デシタ。


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