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【写真の説明】
またもや自動車の窓からの撮影。通りの向こうに見えるのが住宅街。丘や山肌を思いっきり活用してるが、そのために急な坂道だらけ。夜景は最高。
「テグシガルパ、テグシガルパ……。それってどこだっけ?」チケットを搭乗券に引き換える航空会社のカウンターの人に聞かれた。ひどいよ、それ。
テグシガルパは中米ホンジュラスの首都。ホンジュラスのマドゥーロ大統領と言えば、オットコ前で有名っすよ!(ってつっこむところは、そこじゃない)
マドゥーロ大統領がいらっしゃるホンジュラスに行った。とても狭い路地で急な坂道が多く、ちょっとだけ長崎を思い起こさせる。
でも、さっきからこのタクシードライバーは何も話してはくれない。私が”Do You speak English?”と尋ねてから返答がなく、車内は沈黙に満ちてた。
ホテルに着くと、彼は私の荷物を降ろすのを手伝い、さらに案内するように前を歩いた。顔見知りらしいホテルマンを見つけると何事かを話しかける。
ホテルマンは彼の言葉をうんうんと聞いた後、「彼は『こう言ってる。さきほどの質問をもう一度言ってほしい』と」と私に英語で聞いた。
ここにきて私は彼が英語を分からなかったために、返事がなかっただけだと知った。
「さっきの質問は、もういいや。ところであなたが私の滞在期間中のドライバーさんなの?」私がホテルマンに言うと、ホテルマンはそれをスペイン語に変えて、彼に伝えた。イエスという返事だった。
「あのさ、この後夕食をとりたいから、夕方もう一度車を出してもらえるかな。仕事じゃないからエクストラを出すよ」
「何時?」
「一休みしたいから、2時間後の6時に」
「分かった。ロビーで待ってる」
彼を帰してから改めてホテルマンにチェックインをお願いした。部屋にたどりつくと、私はリラックスできるウェアに着替えて一眠りすることにした。
目覚めると時計は10時を差していた。あわてて身を起こして、受付に電話をして時計が正しいことを確認した。
着替えてロビーを見渡すが、タクシードライバーの姿はなかった。さすがに4時間も遅刻したら、帰っちゃうよなー。私は新たにタクシーを呼んでもらって、食事をしに出掛けた。
およそ1時間後に食事から戻り、ホテルの受付へ行く。英語の通訳ができるホテルマンが、預かってもらった部屋のキーを出しながら聞いてきた。
「どこへ行ってたの? アマンド、待ってるよ」
なんと、あのタクシードライバーが私を待っていたらしい。しかも私が帰宅したと思っていたとき、彼は近くのレストランで食事をしてすぐにホテルへ戻り、私を待ち続けたらしい。つまり、4時からもうすぐ次の日になろうとしている今までずっと待っていたそうな。
カウチに深く座って居眠りをしている彼に、私はなんと言おうかとしていると、ホテルマンが「君はとても疲れているはずだ。彼には僕がうまく伝えるから、もう寝なさい」と言った。その場を離れるのは少し無責任なようで気が引けたが、ホテルマンにも思うところがあるようだったので、部屋に戻らせてもらった。
部屋に戻ると私はノートを取り出して、タクシードライバーに対しての、謝罪と言い訳を書いた。そして次の日の朝早く、ロビーに通訳のホテルマンの姿を見つけると、ノートを見せてスペイン語に訳してもらった。
しばらくすると、タクシードライバーのアマンドがロビーに姿を見せた。
私はまず、英語で昨日のことを謝り、そして今教わったばかりのスペイン語で謝った。時折、ホテルマンが私の言葉に修正を入れた。
「大した事じゃあない」とアマンドは言って、すぐに私を促して車に乗せた。
仕事場についた私は、担当者とその会社の責任者に挨拶をし、昨日の一件を話した。
担当者の人は、「こっちの人はとてもノンビリヤだから、そんなに気にしなくてもいいよ」と笑った。
でも、8時間はさすがにねぇ。
……とまだ気にしてたら、担当者は「アマンドって”愛される人”って意味だね。顔がコワめなのに可愛らしい名前だ」と変なところでウケていた。
またもや自動車の窓からの撮影。通りの向こうに見えるのが住宅街。丘や山肌を思いっきり活用してるが、そのために急な坂道だらけ。夜景は最高。
「テグシガルパ、テグシガルパ……。それってどこだっけ?」チケットを搭乗券に引き換える航空会社のカウンターの人に聞かれた。ひどいよ、それ。
テグシガルパは中米ホンジュラスの首都。ホンジュラスのマドゥーロ大統領と言えば、オットコ前で有名っすよ!(ってつっこむところは、そこじゃない)
マドゥーロ大統領がいらっしゃるホンジュラスに行った。とても狭い路地で急な坂道が多く、ちょっとだけ長崎を思い起こさせる。
でも、さっきからこのタクシードライバーは何も話してはくれない。私が”Do You speak English?”と尋ねてから返答がなく、車内は沈黙に満ちてた。
ホテルに着くと、彼は私の荷物を降ろすのを手伝い、さらに案内するように前を歩いた。顔見知りらしいホテルマンを見つけると何事かを話しかける。
ホテルマンは彼の言葉をうんうんと聞いた後、「彼は『こう言ってる。さきほどの質問をもう一度言ってほしい』と」と私に英語で聞いた。
ここにきて私は彼が英語を分からなかったために、返事がなかっただけだと知った。
「さっきの質問は、もういいや。ところであなたが私の滞在期間中のドライバーさんなの?」私がホテルマンに言うと、ホテルマンはそれをスペイン語に変えて、彼に伝えた。イエスという返事だった。
「あのさ、この後夕食をとりたいから、夕方もう一度車を出してもらえるかな。仕事じゃないからエクストラを出すよ」
「何時?」
「一休みしたいから、2時間後の6時に」
「分かった。ロビーで待ってる」
彼を帰してから改めてホテルマンにチェックインをお願いした。部屋にたどりつくと、私はリラックスできるウェアに着替えて一眠りすることにした。
目覚めると時計は10時を差していた。あわてて身を起こして、受付に電話をして時計が正しいことを確認した。
着替えてロビーを見渡すが、タクシードライバーの姿はなかった。さすがに4時間も遅刻したら、帰っちゃうよなー。私は新たにタクシーを呼んでもらって、食事をしに出掛けた。
およそ1時間後に食事から戻り、ホテルの受付へ行く。英語の通訳ができるホテルマンが、預かってもらった部屋のキーを出しながら聞いてきた。
「どこへ行ってたの? アマンド、待ってるよ」
なんと、あのタクシードライバーが私を待っていたらしい。しかも私が帰宅したと思っていたとき、彼は近くのレストランで食事をしてすぐにホテルへ戻り、私を待ち続けたらしい。つまり、4時からもうすぐ次の日になろうとしている今までずっと待っていたそうな。
カウチに深く座って居眠りをしている彼に、私はなんと言おうかとしていると、ホテルマンが「君はとても疲れているはずだ。彼には僕がうまく伝えるから、もう寝なさい」と言った。その場を離れるのは少し無責任なようで気が引けたが、ホテルマンにも思うところがあるようだったので、部屋に戻らせてもらった。
部屋に戻ると私はノートを取り出して、タクシードライバーに対しての、謝罪と言い訳を書いた。そして次の日の朝早く、ロビーに通訳のホテルマンの姿を見つけると、ノートを見せてスペイン語に訳してもらった。
しばらくすると、タクシードライバーのアマンドがロビーに姿を見せた。
私はまず、英語で昨日のことを謝り、そして今教わったばかりのスペイン語で謝った。時折、ホテルマンが私の言葉に修正を入れた。
「大した事じゃあない」とアマンドは言って、すぐに私を促して車に乗せた。
仕事場についた私は、担当者とその会社の責任者に挨拶をし、昨日の一件を話した。
担当者の人は、「こっちの人はとてもノンビリヤだから、そんなに気にしなくてもいいよ」と笑った。
でも、8時間はさすがにねぇ。
……とまだ気にしてたら、担当者は「アマンドって”愛される人”って意味だね。顔がコワめなのに可愛らしい名前だ」と変なところでウケていた。
みおさん、国際人だー。うらやましいなあー。。すっごいなあーーー。
でもいいですねぇ。8時間遅刻を気にしなくて良い(いや、遅刻した側はさすがに気になりますが)お国柄って。日本はいつの間にか、そういう「のんびり」は皆無ですから
実はこの後もまだ話は続いていまして、これからあと2カ国行かなくてはならなかったのですが、ホンジュラスで風邪をひいて、声が出なくなりました。
このお話も後ほど。
よろしければ、またお付き合いください☆