怒られ、あやまられ

町内の神様を当番二軒でおまつりしている。
去年、我が家が当番だった。
Tさんがのぼり旗がないが、どの様にしてまつったのか？
と強い口調で疑いの電話があった。
きちんとまつり、あるものは、あるように袋に入れて送ったと答えた。
無いから電話をしていると言われた。なくなった事を書いて送らんと次の当番が困る！書いて送ると言われた。
いつもの私ならすみません！と答えて我慢するのだが、堪忍袋の緒がきれた。
私はなくしていませんときっぱり言わせて貰った。
二軒で当番だがもう一軒のSさんも私以外の人に旗がない事を言っていた。知らないのは私だけ。
袋を調べに行こうかと思ったがまともに会話が出来る人でないので止めた。
私は、なくしてないのだから気にすまいと思った。

あくる日の朝、Tさんから電話。
旗が袋の中にあったとSさんが、Tさんに言ってきた。悪い事を言ったと断られた。
誰にも相談せず一人考えで私に電話をしたからと釘をさされた。

私に疑う前に自分の目で確かめにゃぁ！小さい紙袋。中味を全部出してさがしてもしれとるがぁ！
と内心は思ったがあって良かったですと答えた。

ないと言う先入観で袋をみたのだろう。
人間だものまちがいはある。ゆるせるし許す。
疑いが晴れて良かった！
神様はいると思った出来事だった。