梅一輪

このところの陽気でほころんだのだろう。

「梅が咲いて
何が降っても
春や春」

立春大吉再出発

隣の母の寝息も気にならず熟睡出来た。

瀬戸大橋を一望しながら朝風呂に入り、美味しい料理に舌鼓をうつ。
泊まり客も少なく、二人の為に用意された至福の時と空間に思えた。

テーブルの上の父の写真に気づいたのは帰りの支度をしている時。

まだ引きずっているのだ。無理もなかろう。
野崎邸の雛祭りをみに行く。

昼食は連れ合いのゴルフの商品・ホテルのペアランチ券を貰って贅沢三昧。

全ての予定を終了、帰路につくと、母がゆっくり休んで心の整理がついたわー。
私もみんなに迷惑をかけないようにいきていくわー。
最期にお茶を飲んだ時、明日の予定まで会話した後の不意の別れ・・・。
今でも死を受け入れられないのだろ。
失って分かる幸福。愛情。亡くなって言えれること。だれもが通る道。こえなければ成らない道。

ある幸福に気付き感謝で生きてほしい。

私も元気になったんで、孫の御雛様を飾って、みんなを御馳走するわー。
嫁さんの手にかかるが楽しみにしとくわーと言ってわかれた。

私も家族愛に感謝して、子供から現実に気分を戻した。