みのる日記

サッカー観戦記のブログです。国内外で注目となる試合を主に取り扱い、勉強とその記録も兼ねて、試合内容をレポートしています。

ローマ × インテル

2006年09月21日 | サッカー: セリエA
06/07 セリエA 第3節: ASローマ 0-1 インテル・ミラノ

昨シーズン、不正疑惑に関連したチームの勝ち点が剥奪されたことにより、結果的に1位になったインテルと2位になったローマ。今期は両者とも優勝候補と目されていますが、その直接対決が早くも実現しました。ライバルに対し先手を取るためにも大事な一戦です。

試合は、お互いが細かいパスをつないで相手陣内に攻め入る展開に。ローマのアクイラーニが自陣でボールを渡してしまった以外は、ミスらしいミスも少なく、集中力を感じさせるサッカーでした。
サネッティやビエラが豊富な運動量で引っ張ったインテルの中盤に比べ、ローマのMF陣はどこかルーズで、スペースを与えがちです。アウェーであるにも関わらず、ある程度自由に組み立てられたインテルの方がゴール前に迫るシーンを増やしていきます。
前半も残りわずかのところで、そのインテルが先制します。左サイドから見事に2人を抜いて切れ込んだクレスポが、角度の狭いところから強襲のシュートを決めました。今日のクレスポは勢いが良く、突破力を見せます。
後半にはゴールキックからのボールに、ゴール前へ走りこんだクレスポが倒され、インテルがPKを獲得します。ですがイブラヒモビッチの蹴ったコースは甘く、セービングされてしまい、この追加点のチャンスは逃しました。
後半36分にサネッティが放ったロングシュートは、キーパーも動けない豪快な一撃でしたが、惜しくもポストを直撃します。
90分ローマに決定的チャンスを与えなかったインテル、今期初の完封勝利でこの一戦を制しました。

ローマは前半途中出場したモンテッラがスムーズにゲームに入り、小気味良い動きでチームの流れを変えていたのですがね・・・。相方となった大黒柱のトッティはなかなかゲームに絡めず、今ひとつ迫力に欠けた攻撃となってしまいました。
インテルの各選手は、守備陣も攻撃陣もそれぞれが個人技をいかんなく発揮していましたね。イブラヒモビッチもPKを外してしまったとはいえ、良さそうなコンディションでした。
これで調子を上向けていきたいインテルですが、試合終了直前に2枚目のイエローを受け、退場処分となったビエラが次節出場停止です。またやっちゃいましたね。


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