ハーイ!
この夏、初めて「ダーチャ」におじゃましました

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「ダーチャ」とは、ロシアの田舎にある別荘のことです

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だいたい、郊外へ車や電車で数時間の場所に持っていることが多い感じかな・・・

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(近い場所では、モスクワ市内から1時間以内でも見かけます。)
日本で別荘を持っていると裕福なイメージですが、ロシアではダーチャを持っている人は多いです。
与えられたり、購入したり?した土地に、自分で別荘を建てたり、菜園を作ったり、ロシア式サウナの「バーニャ」を作ったり・・・。
自然の中での生活を楽しむことが大好きなロシア人

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週末や夏休みにダーチャで過ごすことを楽しみに、頑張って仕事している人も多いはず。
そんなダーチャに初めておじゃましました

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ムッシの知人のダーチャで、モスクワから車で1時間半ほどの距離にあり、ちょうど良い場所

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こんな感じの、のどかな場所です

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敷地の中に4つの建物がありました。
下の写真は、リビング&寝室の家

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この他に、キッチンが別の建物で、バーニャ&客間?の建物、もう一つは何かの為に追加で作ったと言ってたかな。
それに、テラスというのか、バーベキューをしながら食事をする屋根付きの場所がありました。
これはイイ

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ロシアで言う「シャシリク」(バーベキュー)でランチ

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手慣れた様子で、炭火でチキンを焼いてくれます。
ラムはこちらで豪快に。
炭火焼き、最高ですね

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うまみがギュッと閉じ込められて、お肉がとても美味しい

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クワスという、黒パンの発酵酒で乾杯してランチ。
野菜は、お庭の菜園から取って、洗ってまるごとテーブルに置くだけ。
きゅうりもネギも、そのままかじりつきます

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きゅうり、美味しすぎ

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今年は寒くて、きゅうりにシートをかけて育てたそうです。
美味しくて、食べごろのきゅうりは全部収穫しちゃった~

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食事が終わったら、バーニャを体験させてもらいました。
初体験です。
フィンランドサウナと何が違うの

と思っていましたが・・・。
体験して分かりました・・・違います

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サウナ内の温度は110~120℃・・・すっごく「熱い」です

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なので、フェルトでできた帽子をかぶって頭を守ります

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そして、乾燥させた白樺の葉っぱを束ねたものを水(お湯になってる)につけて、体をたたきます。
自分でたたくより、たたいてもらったほうが良いらしい。
バシバシたたくのかと思っていましたが、強くたたかなくて良いそうです。
暑くなったら、水浴びして、また入ったり、休憩したり。
写真が全然ないのですが

・・・そんな感じ。
自分の家ならサウナ・水浴び・休憩を繰り返して、家族や友人と1~2時間?裸の付き合いしながらゆっくり過ごすのでしょうが、とりあえず体験で初めてなので、20~30分ほどで出たと思う。
サウナ内は、「熱くて」3分くらいしかいられません


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それだけなのに・・・すごいですよ・・・皮膚がまだら模様になってしまいました

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健康な証拠だそうです

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これだけの設備を整えるって、すごいと思う。。。
薪を燃やしてたし。
バーニャの後は、お茶をいただいて、散歩に行きます

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テーブルにあるヤギのチーズがとても美味しくて、近所のチーズ農家の手作りだそう。
私、ヤギのチーズ、初めて食べました。全く臭みもなく、塩気もないもの。
とても気に入ったので持ち帰ろう・・・ということになり、農家のお宅まで散歩して買いに行くことにしました。
日本の大事なお客さんのお土産だから、用意しておいて

・・・と電話してくれた

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1キロくらい歩いたかな~。
ヤギさんがいました(白と黒のヤギ)。お店までもうすぐ

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とってもキレイなかわいらしいお店でした

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買ってくれて、お土産にいただいたのがこちらのチーズ。
キレイでしょ

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その後は、ダーチャ近くの森の散歩へ

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9月になると、キノコ採りができるそう

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今は・・・ゼムリャニーカという、とっても小さな地いちごがなっていました

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そのまま食べられますので、摘んで食べながら歩きます。
これ、うちの近くで、大きめのカップに入って400ルーブルで売ってる。
こんな小さいイチゴなのに高いなぁ~と思ってたけど、森に行けば食べられるのね

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ロシア人って森が大好きで、ロシアの森ってこんな感じなのか~

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キノコ採りのシーズンが一番楽しそうかもしれない。
散歩から帰ってお茶で一服したら、あっという間に夕方18:00になっていて、日帰りの予定なので帰ります。
この日は知人のトーリャと、そのパパのヴァロージャがおもてなししてくれたのですが、パパが始終おおはしゃぎで面白かったです

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まず、着いた直後から、泊っていけ

攻撃で・・・

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部屋を紹介してくれながら、ここに寝ればいい

と、ベッドを指定して・・・。
どうして、泊るように誘わなかったんだ!と息子のトーリャに激怒

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ランチ&お茶では、野菜やら、お茶・お茶菓子やら、ワインやら・・・次々に出してもてなしてくれて・・・。
今日は、僕が「ゲイシャ」なんだ


と。
散歩中には、近所の出会う人にいちいち、日本人のお客さんなんだ


と、大張り切りで・・・。
トーリャは、「パパ、いい加減にしてくれ・・・

」と始終、あきれ顔(笑)。
私達家族が、ロシア語が苦手でも、いっこうにお構いなしに、分かりやすく、次々といろんな話をしてくれて・・・。
片言のロシア語でも、全然大丈夫でした。
難しい話になると、「トーリャ、通訳しろ

」と。
最終的には、「パパ、もうそろそろ横になろう・・・」と、息子にベッドに連れていかれた・・・。
「僕は君たちが大好きなんだー

」と、何度も言い残して、無理やり、部屋に押し込められた


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このままじゃぁ、私達が帰れない・・・と、トーリャが気を遣ってくれたんだね。
はしゃいで酔いもあり、すぐに寝たんだと思う。
外人でも、ロシア語が分からなくても、全く気にすることなく、まっすぐに純粋に人と接するところ・・・ロシア人だなぁ~って素敵に思います

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やっぱり、相手の都合を考えたり、その場の雰囲気を気にしたりしてしまうものですから。
それはそれで、気遣いができるのもいいものですけどね。
こういう、ストレートな人に出会うのもいいなぁ~と思うし、その気持ちがとても嬉しいし、とても楽しかった

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ステキな場所で、ステキな時間をありがとう

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