それでは、今日も旅の続きにいきたいと思います。
午前中は部屋用のサンダルを買いに、アパートから歩いて15分ほどの露店のサンダル屋さんへ。
(石のような材質の床で、カーペットなどをひいてないせいか、裸足でいると汚れがつきやすいし、冷たいので)
デザインも色も、けっこう可愛いのがたくさんあって迷いました。サンダル1つ買うのにそこまで悩まなくても…と自分でも思うくらい色々と試し履きして買ったのは、全体が麻のような素材で、周りとかかとの部分が薄紫色のサンダルでした。値段は日本円で300円ほど。けっこうしっかりしててこれからも重宝しそうです。
途中、これも露店の服屋さんで服を見ることに。店のお姉ちゃんがすかさず、「これはどう?」「これもいいでしょ?」って次々に色んなのを薦めてきて、自由に選ばせてくれないので、(買う気なくなるなぁ…)と思いつつも、何かインドっぽい服を買って帰りたいな~という思いもあって、その店で2着買いました。1つは紫色、もう1つは空を写したみたいな青と白の長袖。はじめ青と白の方は断ったんだけど、250ルピーを150ルピーにするから、と中ば無理やり一緒に袋に入れられたような感じでした。恐るべし、インドの商人…(ちなみに私が居た頃は、1ルピーは2.5円くらいだったから、その服はだいたい375円)
アパートに帰って昼食を作りました。前日スーパーで買った食材を使い、野菜とウィンナーの炒め物に、茹でたとうもろこし、それと味噌汁の3品。味噌汁の具は豆腐です。前回も書きましたが、インドにも味噌や豆腐があるのです!豆腐は日本のよりすこ~し酸っぱい気がしたけれど、味噌はまったく日本の味噌と同じ味。インドで日本の味が味わえるとは意外でした。
そうこうしているうちに、アナディさんが迎えに来てくれ、マッサージのお店へ案内してくれました。リキシャで5分も離れていないところでした。
マッサージを受けたお店は「ジャーマンベーカリー」と言うパン屋さん(名前からして美味しそうなんですが、ほんとに美味しかった!)のすぐ隣あたりのビルの4階くらいにありました。そのあたりは車や人通りが多い通り沿いにありましたが、階段を上りお店に着くと、町の喧騒がすごく下の方にあるように感じました。
さっそくいくつかある個室のうちの1つに案内されました。私が担当してもらったのはサジャンさんというインド人女性でした。彼女が「パンツ一枚になってベッドにうつぶせになって」と言うので、言われる通りにして(何が始まるんだろう~?)と思いながら少し待っていると、あたたかいオイルが首の近くにツーっと流れてきました。やさしい手つきで肩や背中にオイルを広げながら撫でてくれるうちに、気持ちが鎮まってリラックスしていくのを感じました。
なめらかだけど、力のこもった手の感触が腕や肩、背中、腰…と体全体に行き渡り、眠っていた細胞が目を覚ますような、そして、体の中で流れが滞っているところをスムーズに流してくれているような感じでした。
背中側がすべて終わると、今度は仰向けになって首のあたりからお腹にかけて、そして、また同じように手も足も全体をくまなくマッサージ。最後はまた別のオイルで頭皮を揉んでもらったり、髪を軽く引っ張って程よく刺激してもらったりして、終わる頃には、もう、なんだか自分の体が自分の体でないような不思議な気分でした。
マッサージが終わってからチャイを頂きながら、サジャンさんとアナディさんと3人でしばらく話をしました。
サジャンさんは私より5歳ほど年上だけど、とても可愛らしくて実際より若く見えました。
私自身や日本のことなどにとても興味を持っていて、自分のこともオープンに色々話してくれました。
彼女が私のことを「日本人にしてはよく日に焼けてるように思うけれど、どうして?」というので、「私はインド人と日本人のハーフなの」と冗談を言うと、「She is joking!!」といって思った以上に笑うので、(私が冗談言うのがそんなに意外なのかなぁ)と思いました。
私が出会ったインドの人達は英語が話せる人ばかりで、会話は英語だったのですが、やっぱり聞いて理解するにも話すにも、もっと集中力が持続できるようにならないと…と痛感。
帰りは20分ほどかけて歩いて帰りました。アナディさんも彼女のマッサージを受けたことがあるそうで、「彼女の腕はずば抜けてる」と絶賛していました。そんなにすごい人に、初めてのアーユルヴェーダマッサージを体験させてもらって、ほんとにラッキーだと思いました。まだアーユルヴェーダのイロハのイも分かっていませんが、精神面から健康になるという考え方に関心が持てるし、食事、行動パターン、感情など日常の生活スタイルを重視しているところが興味深いな、と思います。
部屋に戻ったら、まだ6時だったけれど、ベッドに横になると、もう立ち上がる気になれなくて、そのまま眠ってしまいました。(6時に寝るなんて、何年、いや何十年ぶり?)
今日の日記はここまでですが、11月末にムンバイで起きたテロのことで少し…
この旅行記の初めにも書きましたが、出発前にデリーでテロが起きた後、次はムンバイかも知れないという情報があると言われて、本当に行くかどうか迷いました。たまたまタイミングがずれて、何事もなく帰ってこうして日本で今までどおりの生活を送っていますが、教えてもらったとおり、インドは明日何が起きても不思議じゃないような国なのだと改めて思いました。日本にいると、明日もあさっても、その先もずっと変わらない日常が続いていくような気がしますが、それは当たり前のことなのではなくて、恵まれたことなんだと改めて気付かされます。そう思うと、1日1日生きていることに自然と感謝できます。
先日アナディさんと電話で話しました。プーナはテロの影響はあまりなく平穏な日々だそうで、お世話になった人達も変わりなく生活しているとのことで安心しました。
ただ、知り合いの方が、占拠されたホテルに閉じ込められていたそうで、今回の事件が、まったくの人事ではないという印象をさらに強くしました。
午前中は部屋用のサンダルを買いに、アパートから歩いて15分ほどの露店のサンダル屋さんへ。
(石のような材質の床で、カーペットなどをひいてないせいか、裸足でいると汚れがつきやすいし、冷たいので)
デザインも色も、けっこう可愛いのがたくさんあって迷いました。サンダル1つ買うのにそこまで悩まなくても…と自分でも思うくらい色々と試し履きして買ったのは、全体が麻のような素材で、周りとかかとの部分が薄紫色のサンダルでした。値段は日本円で300円ほど。けっこうしっかりしててこれからも重宝しそうです。
途中、これも露店の服屋さんで服を見ることに。店のお姉ちゃんがすかさず、「これはどう?」「これもいいでしょ?」って次々に色んなのを薦めてきて、自由に選ばせてくれないので、(買う気なくなるなぁ…)と思いつつも、何かインドっぽい服を買って帰りたいな~という思いもあって、その店で2着買いました。1つは紫色、もう1つは空を写したみたいな青と白の長袖。はじめ青と白の方は断ったんだけど、250ルピーを150ルピーにするから、と中ば無理やり一緒に袋に入れられたような感じでした。恐るべし、インドの商人…(ちなみに私が居た頃は、1ルピーは2.5円くらいだったから、その服はだいたい375円)
アパートに帰って昼食を作りました。前日スーパーで買った食材を使い、野菜とウィンナーの炒め物に、茹でたとうもろこし、それと味噌汁の3品。味噌汁の具は豆腐です。前回も書きましたが、インドにも味噌や豆腐があるのです!豆腐は日本のよりすこ~し酸っぱい気がしたけれど、味噌はまったく日本の味噌と同じ味。インドで日本の味が味わえるとは意外でした。
そうこうしているうちに、アナディさんが迎えに来てくれ、マッサージのお店へ案内してくれました。リキシャで5分も離れていないところでした。
マッサージを受けたお店は「ジャーマンベーカリー」と言うパン屋さん(名前からして美味しそうなんですが、ほんとに美味しかった!)のすぐ隣あたりのビルの4階くらいにありました。そのあたりは車や人通りが多い通り沿いにありましたが、階段を上りお店に着くと、町の喧騒がすごく下の方にあるように感じました。
さっそくいくつかある個室のうちの1つに案内されました。私が担当してもらったのはサジャンさんというインド人女性でした。彼女が「パンツ一枚になってベッドにうつぶせになって」と言うので、言われる通りにして(何が始まるんだろう~?)と思いながら少し待っていると、あたたかいオイルが首の近くにツーっと流れてきました。やさしい手つきで肩や背中にオイルを広げながら撫でてくれるうちに、気持ちが鎮まってリラックスしていくのを感じました。
なめらかだけど、力のこもった手の感触が腕や肩、背中、腰…と体全体に行き渡り、眠っていた細胞が目を覚ますような、そして、体の中で流れが滞っているところをスムーズに流してくれているような感じでした。
背中側がすべて終わると、今度は仰向けになって首のあたりからお腹にかけて、そして、また同じように手も足も全体をくまなくマッサージ。最後はまた別のオイルで頭皮を揉んでもらったり、髪を軽く引っ張って程よく刺激してもらったりして、終わる頃には、もう、なんだか自分の体が自分の体でないような不思議な気分でした。
マッサージが終わってからチャイを頂きながら、サジャンさんとアナディさんと3人でしばらく話をしました。
サジャンさんは私より5歳ほど年上だけど、とても可愛らしくて実際より若く見えました。
私自身や日本のことなどにとても興味を持っていて、自分のこともオープンに色々話してくれました。
彼女が私のことを「日本人にしてはよく日に焼けてるように思うけれど、どうして?」というので、「私はインド人と日本人のハーフなの」と冗談を言うと、「She is joking!!」といって思った以上に笑うので、(私が冗談言うのがそんなに意外なのかなぁ)と思いました。
私が出会ったインドの人達は英語が話せる人ばかりで、会話は英語だったのですが、やっぱり聞いて理解するにも話すにも、もっと集中力が持続できるようにならないと…と痛感。
帰りは20分ほどかけて歩いて帰りました。アナディさんも彼女のマッサージを受けたことがあるそうで、「彼女の腕はずば抜けてる」と絶賛していました。そんなにすごい人に、初めてのアーユルヴェーダマッサージを体験させてもらって、ほんとにラッキーだと思いました。まだアーユルヴェーダのイロハのイも分かっていませんが、精神面から健康になるという考え方に関心が持てるし、食事、行動パターン、感情など日常の生活スタイルを重視しているところが興味深いな、と思います。
部屋に戻ったら、まだ6時だったけれど、ベッドに横になると、もう立ち上がる気になれなくて、そのまま眠ってしまいました。(6時に寝るなんて、何年、いや何十年ぶり?)
今日の日記はここまでですが、11月末にムンバイで起きたテロのことで少し…
この旅行記の初めにも書きましたが、出発前にデリーでテロが起きた後、次はムンバイかも知れないという情報があると言われて、本当に行くかどうか迷いました。たまたまタイミングがずれて、何事もなく帰ってこうして日本で今までどおりの生活を送っていますが、教えてもらったとおり、インドは明日何が起きても不思議じゃないような国なのだと改めて思いました。日本にいると、明日もあさっても、その先もずっと変わらない日常が続いていくような気がしますが、それは当たり前のことなのではなくて、恵まれたことなんだと改めて気付かされます。そう思うと、1日1日生きていることに自然と感謝できます。
先日アナディさんと電話で話しました。プーナはテロの影響はあまりなく平穏な日々だそうで、お世話になった人達も変わりなく生活しているとのことで安心しました。
ただ、知り合いの方が、占拠されたホテルに閉じ込められていたそうで、今回の事件が、まったくの人事ではないという印象をさらに強くしました。
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