音楽日記

私が触れた音楽などを紹介していきます。

「想定外」ではなかった

2011-03-31 16:47:43 | 音楽関係
福島原発の事故は、私たちに人知を超えた自然の威力があることを教えていると思う。「絶対安全」と言っていた政府、そしてその言葉をそのまま世間に広め続けた報道機関は、今どういう気持ちでいるのだろう。。

それに応えるような新聞記事がありました。

「原発事故の報道に強烈な居心地の悪さを感じている。その理由を突き詰めていくと、メディアが安易に使う「想定を超えた」という言葉のせいだと思い至る。眼前で今起きている事態は本当に想定外だったのか」

(続き)

http://mainichi.jp/select/opinion/hasshinbako/news/20110329k0000m070181000c.html



この記事の中で紹介されている、神戸大の石橋克彦氏が2005年に衆議院予算委員会が開いた公聴会で公述した記録が掲載されているので、是非たくさんの人に読んで頂けたらと思います。

http://heisei-bluegrass.cocolog-nifty.com/blog/files/20050203_.pdf



6年前に原発震災のことをここまでリアルに予測し、世の中に訴えてこられたなんて知りませんでした。

その声を伝えてこなかった私たち、その声を受け取ろうとしていなかった私たち…今回の原発の事故はすべての人に少なからず関係のある問題なのではないかと思います。
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今できること

2011-03-15 15:30:32 | 音楽関係
今、この日記を書いている間にも、福島原発では危機的な状況がすすんでいるという。
どこまで事態は悪化していくのだろう。

起きてしまったことに対してできることは、無事を祈りながら経過を見守っていくしかないのかもしれない。

でも、これから起きるかもしれない危険を未然に防ぐことならできると思う。


今、私たちにできることは、日本で稼動している他の原発で同じことが起きないように、原発賛成・反対の論議はいったんおいて、一時的にでも止めることなんじゃないかと思う。

もちろん、一度にすべてを止めると、生活や産業への影響が大きいから、東海地震の震源地に近いとされる静岡の浜岡原発など、、以前から危険視されてきた原発だけでも、止めたり、または稼働率を下げたりできないのだろうかと思う。
(今回の地震が東海・東南海地震へつながるという声もあるだけに。。。)
ストップ浜岡…http://www.stop-hamaoka.com/

今、「浜岡原子力発電所の運転の再考を願う要望書」を提出しようという動きがあります。

直接の知人が中心になっているわけではありませんが、私が信頼している2つのメーリングリスト(「STOP!上関」と「楽天堂・豆料理クラブ」)の両方で呼びかけている情報で、出所も下記のホームページに載っているので信頼できるものです。

http://www.geocities.jp/plumfield995/

私も賛同しました。

もし再び大きな原発事故が起きたら…

みんなが自分につながることとして考えることが、よりよい世界への一歩なのでは、と思います。
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福島第一・第二原発

2011-03-14 13:54:49 | 音楽関係
東日本大震災の被害は本当に想像を絶するもので、自然の脅威の前でいかに人間の存在が小さいものか、ただそればかりを考えています。

今も被災地では懸命の救出活動が続けられており、一人でも多くの命が助かるよう祈ると同時に、制御不能に陥った福島第一・第二原発の今後がとても気になっています。

テレビでの政府の会見を見ていても、今までに「微量の放射性物質の放出」を認める発言はあったものの、「人体への影響はない」言い続けてきたあげく、結局複数の周辺住民が被爆するという事態を招いてしまっています。

このことに関しては、国内外から対応の遅さ、危機感の甘さを指摘されているのは言うまでもありません。

そしてなんとしても、もっと情報を開示してほしいと思います。

原子力資料情報室 http://www.cnic.jp/ の昨日の会見 (今日も19時半~20時半まで行われます。詳しくはこちら http://www.cnic.jp/modules/news/article.php?storyid=1010) でも、状況は政府の説明よりも危険な状態なのではないか、という見方をしています。

海外でも日本政府の発表よりも深刻な事態になっていると見ている国もあるようです。

●時事通信「仏大使館関東からの退避を勧告。日本への渡航自粛も」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110313-00000150-jij-int
●読売新聞「福島原発からの放射能漏れ懸念、露が監視強化」
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110312-OYT1T00585.htm


(同じロシアでも「チェルノブイリの再来ない 福島第1原発でロシアの専門家」という記事もあるようです。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/110312/erp11031222520014-n1.htm)


日本政府は混乱を避けようとできるだけ本当のことを隠そうとしている…と、多くの人がインターネットなどでは指摘していますが、そういう考え方も持っておいたほうが良いのかもしれない、という気がします。
(正確な情報を提供するために、情報確認に時間がかかっているという考え方もできなくはありませんが。。)

いずれにせよ、テレビだけでは情報は不十分だと思うので、自分で実際に何が起きているか、本当の情報を得るようにすることは自分や家族、そしてすべての人の命を守るために必要なことだと思います。

そして、今も大事故にならないように命がけで作業しておられる方たちへの感謝と無事を祈って、できるだけ被害を小さくするために、一人ひとりができることを行っていくときなのではないかな、と思います。


【参考になるサイト】

●「ミツバチの羽音と地球の回転」鎌仲ひとみ監督のツイッター… 
http://twitter.com/#!/kama38

●『世界がもし100人の村だったら』翻訳者、池田香代子さんのツイッター…
http://twitter.com/ikeda_kayoko/

●NPO法人 環境エネルギー政策研究所所長、飯田哲也さんのツイッター…
http://twitter.com/iidatetsunari/

●日本ビジュアル・ジャーナリスト協会のツイッター … 
http://twitter.com/#!/JVJA_member
(現在、DAYS JAPAN編集長の広川隆一さんなど、6名が福島の原発所在地付近で放射線測定を行っています)


それから、こんな大変な状況が起きているのに、山口県の上関では中国電力が今日も建設作業をすすめているそうです。
http://www.ustream.tv/recorded/13314799
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東北で大震災

2011-03-12 17:45:58 | Weblog
東北地方太平洋沖地震、時間がたつにつれ、被害状況がわかってきて、改めて地震の恐ろしさを痛感しています。

読売新聞の下記の記事にあるように、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110312-00000213-yom-sci
今後日本各地で誘発地震が起きる可能性もあるそうで、とくに以前から南海・東南海地震の危険性が指摘されてきただけに、これは本当に人事ではないと思います。

そして、福島第一・第二原子力発電所での異常事態の発生は、やはりこの地震国日本に54基もの原発を稼動し続けるのには無理があるということを思い知らされたような感じです。

和歌山には原発は建っていませんが(計画は何ヶ所かで持ち上がりましたが、地元住民の反対で建設には至りませんでした)、静岡の浜岡原発、新潟の柏崎・刈羽原発など、全国に原発震災の恐れが危惧されている原子力発電所が今も稼動しています。

このまま原発を稼動し続けていくことが、どれほど危険なことか、今回の地震がまさに教えているのではないでしょうか。。。

経済産業省原子力安全保安院HP https://wwws.meti.go.jp/nisa/index.html で、他の原発で地震対策の見直しや運転停止を行わないのか問合せするなど、他の原発震災を防ぐためにできることはあると思います。


【参考】
*原発震災が起きたら日本はどうなる!?
http://ihope.jp/no_nukes/nuclear-quake.html


*今日経済産業省前では、全原発をとめる訴えが行われたそうです。
http://www.ustream.tv/channel/iwakamiyasumi

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たくさんの出会い

2011-03-08 11:06:14 | フェアトレードショップ ぴーす
2月末から、いろんな人が田辺に来られて、たくさんの出会いがありました。

まず、2月25日(金)~28日(月)、てんつくマンのグループが企画した『命はやわじゃない~世界遺産で学ぶサムライスピリッツ~第2回和歌山植林ツアー』というイベントが天神崎にある元島館を拠点に行われ、てんつくゲストハウスのオーナーも交流のある人たちで、その前後にスタッフさんたち10数名が泊まりに来られました。

私も料理スタッフとして少しお手伝いさせてもらったり、「なつおmeets南風」で少しライブもさせてもらったりして、いろいろ思い出深い体験させてもらいました。


【イベント詳細】 http://www.wonderful-world-syokurin.org/wecan/?p=7860

今回は去年に引き続き2回目で、全国各地から60~70名が参加されたそうですが、植林や自然と触れ合う体験を通して、田辺を知ってもらったり、参加された人たちと地元の人たちの交流にもなっていて、とっても貴重な機会な機会だと思います。

料理スタッフリーダーまなぶさんのブログ(レポート)
http://gentanemura.org/ricelife/?m=201103&paged=4

*****

それから、その1週間後の3月5日(土)~6日(日)は、ユナイテッドアースという団体の企画で、
「海の再生プロジェクト」http://united-earth.jp/info20110205.html というイベントがあって、これもオーナーの知り合いの方たちの企画で、海岸清掃&ライブで参加させてもらいました。

ゲストの渋谷正信さん http://www.mbs.jp/jounetsu/2008/06_22.shtml という日本でも有数の潜水士の方の講演もあって、長年海の工事に携わる中で海の環境を壊し続けてきたことにあるときl気が付き、自責の念にかられ、一度は潜水を止めようと思ったけれど、発想を転換、海の環境を復元するために日夜飛び回っておられるというお話で、すごく熱のこもったお話に、自分も含め、みんなじっくり聞き入っていました。

海岸清掃は地元の人にも新聞などで呼びかけて、みんなで天神崎のゴミひろい^^
海中では渋谷さんと一緒に20人ほどが海中の清掃活動に当たっていまいした。
風が少し冷たかったものの、天気がよくてふだん行かないような元島の裏側の浜を歩いて、改めて田辺の海の美しさを感じました。


*****

それから、2つのイベントの間に、お知り合いの廣本直子さん http://ekakinotabi.web.fc2.com/index.html の紹介で、「田舎時間」http://www.inakajikan.com/
というNPOをされている貴山さんと中山さんという方に会いました。
田舎(田辺は田舎というよりは町ですが…)の良さを発信し、都会に住む人に田舎を訪れて田舎の良さを体験してもらおうというコンセプトだそうです。
廣本さんが拠点にしている「もじけハウス」に10人ほど集まって、今後の展開やディープな田辺の話題などのお話を聞けてとても興味深かったです。

*****

新たな出会いを通して、世界が広がるというか、ほんとに世の中にはまだまだ知らないことがたくさんあるんだなぁ…ということを気付かされます。
また、上関原発予定地の田ノ浦の海のことをうたった歌の演奏を通して、現地のことを知ってもらう機会もあって、私も良い経験をさせてもらいました。

宇多田ヒカルさんやいしだ壱成さんも最近ツイッターやブログで書かれていますが、

宇多田ヒカルさんツイッター…http://twitter.com/utadahikaru/status/42221716457521152
いしだ壱成さんブログ…http://ameblo.jp/isseiishida/entry-10819818986.html

感じたことを声にしていく…今はそれができる時代。
10年もたったら、今は思いもしないような変化が訪れてるかもしれないなぁ…と思います。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

最後に、また急なんですが、明日・あさってと、冨田貴史さんのワークショップを行います。


冨田貴史さんワークショップ in 田辺  vol 5

全国各地でお金や暦、時間、エネルギーについてのワークショップを行っている冨田さんと、
地域の未来、これからの私たちの暮らしについて語り合ってみませんか。

【3/9(水)】

●昼の部 14時~16時
13の月の暦… マヤ暦がベース。
太陽と月の周期、人間の生体リズム、自然の周期を内在していて、心と体のリズムを調律し、私たちの生物としての時間感覚を甦らせる働きがあります。地球や自然のサイクルと同期し、共振していくための暦。
参加費:1500円

●夜の部 19時~21時
「持続可能なエネルギーへのシフト」茶会
海や山、川、地元の自然を利用した持続可能なエネルギーへのシフトについて地域でできることを参加者どうし話します。
進行:冨田さん
参加費:縄文式(各自で参加費を決めて頂きます)


【3/10(木)】

●昼の部 14時~16時
地球暦 : 月、地球、太陽、そして太陽系の惑星の位置を知ることのできる新しい暦。

http://www.heliocompass.com/
参加費:1500円


●夜の部 19時~21時「いきもの座談会」
地球環境の変化が加速する中、地元の生態系や地球の生態系を守るために自分たちにできることは何か、参加者どうしで話し合います。
参加費:縄文式

各会とも会場はてんつくゲストハウス。(田辺市湊948)
山口県祝島のびわ茶付です。

●冨田貴史さん●
1976年生まれ。千葉県出身。京都市在住。音楽プロダクション勤務、専門学校講師を経て2005年からフリーに。ドキュメンタリー映画「六ヶ所村ラプソディー」を携えて少人数で語り合う上映会を全国120箇所で企画。「原子力」、「エネルギー」「時間」、「お金」を見つめなおすワークショップのファシリテーター。山口県に建設予定の上関原発に関する映画「ミツバチの羽音と地球の回転」製作スタッフ。原子力、核による放射能汚染、被ばく、それらが持ち込まれることによって起こるあらゆるトラブルの解決を願うブログ「Radio Active」で情報発信中。
著書「わたしにつながるいのちのために」
冨田さんのブログ「Radio Active」… http://radio-active.cocolog-nifty.com/ 

※ご参加の場合は事前にご連絡をお願いいたします。
連絡先:フェアトレード&エコロジーショップ ぴーす
電話&FAX 0739-24-7660
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