5月も終わり…

山口武さんのライブから早いもので、もう2週間が経とうとしてる。
ライブは、大勢のお客さんに来て頂き、「良かった」と言ってくれる人も多く、苦労のかいがあった。
超一流のミュージシャンであり、演奏のすばらしさはもちろん、とても気さくにいろんな話で私たちを楽しませて下さった山口さん、そして奥さんに本当に感謝してる。
準備を進める中で、多くの人に協力してもらったことも忘れることはできない。本当に自分達だけでは、実現できなかったと思う。
ライブの後は、お礼まわり、短期のアルバイト、ラジオ収録、熊楠の里音楽コンクール予選(私はテープ審査で通らなかったけれど)、その他雑用…などで過ぎていった。あまった時間は、ピアノの練習をしたり、読書をしたり。
ピアノは、ショパンのノクターン1に挑戦中。本は、樋口一葉に関する本を読んだ。波乱に満ちた人生だったけれど、どんな苦境の中でも小説を書くことに命を燃やした彼女の心は、24歳の若さで亡くなってから100年以上たつ今でも胸に迫ってくる。
1週間後には、再び前の会社へアルバイトで行くことになってる。それまでの期間を有意義に過ごしたい。

ラジオ収録

今日は、湯浅町のFMマザーシップの収録のため、海南市のアートキューブへ行って来た。
2月の和歌山音楽祭で会った出演者の方達と再会。音楽祭ではあまり他のバンドの人としゃべる機会がなかったけれど、今回は色んな人と話ができたのが嬉しかった。
ラジオのほうは、思ったほど緊張はしなかった、というか、ほとんど同行者にしゃべってもらった。収録を意識すると緊張してしゃべれないので、なるべく友達と普段会話してる感覚でいるようにした。(きっとカットされて、ほとんど残らないんちゃうかな…)
今回交流できた方々とは、また色んな場面でお会いして、良い刺激を受けられたら…と思う。それにしても、もっと話術きたえなあかんなー。
放送日は6月7日の14時と19時(再放送)。

尼崎で

昨日(8日)は、尼崎へ行く用事があって用が済んだあと、JR福知山線脱線事故現場へ行き、今回の事故で亡くなられた方達のために用意された献花台に花を供えてきた。もう車輌は撤去されていて、自分が今立っている場所であの悲惨な事故があったなんて想像できないくらい、事故前の状況に戻りつつあるのを感じた。でも、突然人生を奪われた人たちやその家族、友人らの気持ちを考えるといたたまれない気持ちでいっぱいになった。私が今までに出会ってきた親切な駅員さんたちも、苦しい思いをしているだろう。

数秒の遅れも許されない過密なダイヤが背景にあったと報道されている。人を大切にする心を忘れてしまっては、どんな便利なものも人を傷つける凶器になるということを深く考えさせられた。