音楽日記

私が触れた音楽などを紹介していきます。

彦五郎物語&万博公園&お店の移転

2010-03-28 00:59:27 | フェアトレードショップ ぴーす
今日は上富田文化会館に、今回初めて行われた町民創作劇「彦五郎物語」を見に行きました。

彦五郎とは、昔、富田川の洪水から村の人々を守るために、自らすすんで人柱(堤防の土台に生きたまま埋まること)になった青年。

詳しくは→http://www1.ocn.ne.jp/~hikogoro/yurai/page.html

お話の内容もとても感動的でしたが、出演者がみんな地元の一般の方たちで、自分達の故郷に伝わる伝説を、心を込めて演じられているのが伝わってきて、そのことにも、とてもジーンときました。それにユーモアも織り交ぜられていて、テンポの良さも絶妙だったなぁと思いました。

友人も出演していたということもあって見に行きましたが、久しぶりに心に残るお芝居でした。


それから、書きかけていた日記がありました。先週、用事があって大阪へ行きました。
空き時間に近くの万博公園へ寄って、3月中旬にオープンしたばかりの、開催40周年を記念した記念館「EXPO'70パビリオン」を見てきました。

万博公園は、子どもの頃から遠足や、マラソン大会、そのほか、様々なイベントで訪れたとても馴染みのある場所で、久しぶりに訪れてとても懐かしく思うとともに、万博の6年後に生まれて、当時の様子を知らない私には、開催が決まった1965年から開催当時までの映像を見て、全国・全世界の人が集まって(半年の期間中に約6000万人が訪れたそうです)、こんなに盛大なお祭りが繰り広げられていたことを初めて知って、とても新鮮な気持ちになったのでした。
ヨーグルトや、フランスパン、缶コーヒーなど、今では普通に目にするものが、万国博覧会を機に世の中に出回りだしたという説明もあって、へぇ~と意外な驚きもたくさんありましたが、今は緑に囲まれた静かなこの場所が日本の国中、そして世界の人々を熱狂の渦に巻き込んでいたなんて、なんだか不思議な気持ちになりました。

40年前の日本は高度成長期の真っ只中。カラーテレビや、自動車、クーラーなどの家電が普及しはじめ、高速道路が開通、など、より豊かで便利な社会をめざして、国をあげて頑張っていたんだなぁ、私の父も社会人になった頃で、母は学生中で、きっと未来に希望を持って毎日過ごしていたんだろうなぁ、と想像を膨らませました。

そして、両親が出会い私が生まれて、今まで時間が流れたわけなんですが、私が知っている日本は物が豊かで、お金さえあれば食べたいものが食べられて、行きたいところに行けて、それが当たり前だったけれど、それは本当にこの40年ほどの間のことなんだなぁということを改めて感じました。

さて、この万博公園ですが、跡地を森にするということが決まって、それから植樹などが行われ、今ではたくさんの野鳥や昆虫などが住む広大な森になっています。

その森の中にいると、万博当時のことは夢の跡のようで、時代の移り変わりを肌で感じられるような気がします。

話は変わりますが、新店舗のほうですが、壁塗りが終わり、床もほぼ張り終えて、いよいよこれから棚をつけたり、商品を移したりという作業を残すのみとなりました。

明日、明後日は定休日なので、内装工事を頑張ってすすめて、4月6日(火)から新店舗での営業を始めます。(4日、5日もお休み)(※来週も引き続き移転セール中です←ちゃっかり宣伝(笑))

まだまだしばらく忙しい日が続きそうですが、無理せずがんばろうと思います。

※写真1枚目は、万博のシンボル「太陽の塔」、2枚目は3月4日の作業(壁塗り)、3枚目は3月22日の作業(床張り始め)です。







ワークショップ&お店の移転

2010-03-11 00:05:46 | フェアトレードショップ ぴーす
もうだいぶ日がたってしまいましたが、
2月18、19日と冨田貴史さんのワークショップが行われました。

1日目の午後からは暦のワークショップ(太陽太陰暦と陰陽五行)についてのお話があり、ふだん暦のことを知る機会がない私にとっては、とても新鮮で興味深い内容でした。

・自然界には、拡散や上昇を促すエネルギー「陰」と凝集や下降を促す「陽」があって、自然界の営みは陰と陽のバランスが保たれているということ
・旧暦の正月は立春に一番近い新月の日で晦日はその前日を意味するということ
・日本人が月の満ち欠けから季節や時間の移り変わりを読み取り農耕に生かしていたということ
・五行とは四季の変わり目に「土用」をはさんで季節のつなぎ目をつくっていたということ

など…

他にもいろいろありましたが、日本に生まれたのに知らなかったことばかりで、時間に対する見方が少し変わったというか、広くなったというか…、毎日使っているカレンダーは1つの時間の捉え方に過ぎず、もっと多様な捉え方があるということを知りました。

満月の日には交通事故が多くなるとか、地震が起きやすいとかいう話を聞いたことがありますが、月は地球上の水の満ち引きに影響するからそれも納得できる気がします。人の体も70%が水でできているから、きっと知らず知らずのうちに影響を受けているのでしょうね。。

2日目の夜の「13の月の暦」は1回で理解するのは少し難しいと思いましたが、古代マヤの人たちが持っていた時間感覚を知れて興味深かったです。中でも1年を260日周期で捉えた暦では、それぞれの日に「赤い磁気の竜」とか「白い月の風」とか名前がついていて、ちゃんと意味もあるというのは面白いなぁと思いました。

ちなみに、「2012」という映画がありましたが、これはマヤ暦が2012年12月23日で終わっているということをもとにした映画だそうですが、冨田さんの話では今までの価値観や人々の行動が違う新たなものに変わるタイミングなんじゃないか、ということで、私もその考えにうなずけるし、それ以降が少し楽しみにも感じるようになりました。

いろいろと書いてきましたが、暦のことを知って思ったことは、人間も自然の一部で、自然と切り離して生きるのは難しいということです。時間を大切にしようとは思うけれど、どこか時間に対して自分の思いとはうらはらに過ぎていくもの…というイメージがありました。でももっと自然が教えてくれる季節や時間を味わうことができたら、毎日もっと心地よく過ごせるんじゃないかなと思い、そう感じられたことは自分にとっては大きな収穫だったように思います。

ところで、お店を移転することになり、2月からその準備作業にあけくれる毎日を過ごしています。
お店の移転先は田辺駅前レストラン「もみの木」さんの道を挟んで真向かいで、今月オープンしたばかりの「てんつくゲストハウス」(簡易宿所)のエントランス部分になります。
今、壁塗り作業など毎日ちょっとずつですが、友達も手伝いに来てくれて、だんだん形になりつつあるので、近くに来られたら覗いてみてもらえたら嬉しいです♪

ちなみにゲストハウスの管理人もすることになり、住まいもそこの一室に移りました。
これから、どんな展開が待っているのか、、、楽しみです♪