昨日の夜学生時代の友達が大阪から来て、今日は彼女が行きたがっていた熊野古道へ。
朝8時に出発。本宮大社前に9時過ぎに着いて、9時半に発心門王子行きマイクロバスがあったので、それにのって、発心門王子へ。バスは富山から来た7人のおばちゃんグループと私達だけで、私達もグループのメンバーみたいに途中まで一緒に歩くことに…。途中で一度別れたものの、また伏拝王子前の茶店で合流。スイカをおごってもらう。
この茶店は、5年前から大阪から週末だけやってくる夫婦がしているお店。飲み物などのほか、店のすぐ前の畑で取れた無農薬野菜を食べさせてくれる。(キュウリなど大量に出来たときはサービスしてくれるらしい)私たちには、とりたて野菜の手土産まで持たせてくれた。奥さんは、近所の人はお年寄りが多くてみんな親切だし、お金は使わないし、色んな人が遊びに来てくれて楽しい…などなど、ホントにここでの生活を満喫している様子だった。
そこからすぐの所にあるNHKの朝ドラ「ほんまもん」の中で登場した「山中家」へ。そこは、茶畑に囲まれた、たった1軒ポツンとたたずむ家。以前から民家として普通に人が生活してきた家だ。そこのご主人がロケの話や、豊かな自然の中での暮らしなど、たくさん話してくれて、友達もすっかりここが気に入ったみたいだった。
そこから本宮大社までひたすら山道を下る。(ときどき上りもあったけど)1時間ほどで、本宮大社に到着。参拝してから川湯温泉へ。水着を持っていなかったので、ひざ下だけ川につけて、しばらく川原に寝転んだ。楽しそうな親子の笑い声、水しぶきの音、蝉しぐれ…色んな音がだんだん小さくなって、気づいたら二人ともz Z z Z…最高に気持ち良いひとときだった。
川湯温泉で1時間ほどまったりした後、湯の峰温泉へ。川湯で全身浸かれなかったから、どっぷり浸かれて1日の疲れがス-っと取れていく。湯上り後、温泉のすぐ前の店でソフトクリームを食べていたら、頭がツルツルでなんとなく存在感のある人物が入ってきた。私も友達も「どっかで見たことあるなぁ」という感じでいたら、その人の声を聞いて「あー!」と声をあげてしまった。吉本の島木ジョージだった。友達がカメラを持って追いかけていく。私も追いかける。
おそらくお連れの人達のうちの1人が、私達3人を写真に撮ってくれた。向こうも休養に来たんだろうし、それだけで終わったけれど、嫌な顔もせず気さくな雰囲気だった。
帰り道、中辺路町あたりが霧に包まれて、とてもきれいだった。色んなことがあった1日だった。彼女は「想像以上に良かった!」と熊野の魅力の虜になったみたい。今、疲れたのか横で熟睡中。どんな夢を見てるのかな?