第38回国民文化祭「アジア囲碁の祭典」が2023年11月11日、12日に金沢市で行われた。競技は団体戦、個人戦、視覚障害者の3部門で、私は団体戦に出場した。
金沢には10日(金)に入り周辺を散策した。かつて私が住んでいたころとはすっかり変わってしまい時の流れを感じた。夕方からは前夜祭が行われた。冒頭にアンサンブル金沢の演奏があり、続いて韓国、台湾などの人たちとの交流を深めた。
大会初日には開会式が行われた。日本語のあいさつを通訳の人が韓国語、中国語にそれぞれ翻訳する。式は30分ほどで終わりいよいよ試合開始である。
団体戦(1チーム5人)には、韓国、台湾から3チーム、日本からは9チームが参加していた。日本チームの中には県代表レベルを何人もそろえたところもあり、すごくハイレベルだった。
試合は全部で4局。初日に2局、二日目に2局打つ。わが桃太郎チームは、初戦の富山県チームに0勝5敗、2回戦の台湾チームには1勝4敗と完敗。相手チームに大いなる幸せをプレゼントしてしまった(泣)。
初日の対戦を終えた後、下島陽平8段に指導碁(3子局)を打っていただいた。いい勉強になった。
夜は韓国、台湾、参加したプロ棋士を交えて懇親会が「秋月」で開かれた。韓国、台湾の人たちがすごくフレンドリーだった。
そして大会二日目。
今度は福井県チームと韓国チームが相手である。
隣の会場では、視覚障害者による囲碁大会も同時開催されていた。目が見えないから特別仕様の碁盤と碁石を使って行われる。
今回は12チーム中ダントツの最下位に終わったが、囲碁を通して教員では味わえなかったいろんな体験ができた。来年は岐阜で行われる。それまでにもう少し腕を磨いておかなければ。人生は夕方からが面白い。