去年、外国から来られた人と対局して、うまくコミュニケーションができず、ずいぶんもどかしい思いをした。そこで、今年は囲碁の英語表現をマスターしようと決めた。とりあえず、以前読んだこともある「ヒカルの碁」の日本語版と英語版を全巻揃えることにした。
ようやく1巻目だけ読んでみたが、随所に英会話に使える表現もあり面白い。たとえば、「うだうだ言ってないで・・・・」は
”STOP COMPLAINING"
「碁を打つのって、マジ疲れるんだよなァ」は
”PLAYING GO IS REALLY TIRING" とある。
対局前の挨拶を英語で何というのかと思ったら、“ONEGAI-SHIMASU" そのままだった。
今回初めて知ったのだが、もそも囲碁の国際的普及を行ったのは日本であり、そのため日本語がそのまま囲碁用語となっているケースが少なくないという。
たとえば「段・級位」はそのまま dan、kyu で通じ rank of “dan” などと表現すればよく、また、grade を使って I am a sixth grade holder in Go. などと言ってもいいらしい。そのほか、日本語がそのまま英語の用語として定着したものとしては
コスミ=cosumi
アタリ=atari
先手 後手 =sente gote
味消し aji keshi
味が悪い bad aji
コミ komi
などがある。
囲碁を打つための英会話の書籍を探してみたが、全く見当たらない。仕方がない。自分でまとめるか。いつが「碁楽室」に掲載できるといいなあ。碁学と語学、面白いかも。
最後に、「投了します」は英語で
” I resign " といいます。
“Thanks for the game. You are a good Go player.” (強いですねえ)
とほめて、気持ちよく終わりたいものです。