以前習っていた日本画の藤井智美先生が京都高島屋で個展を開催するというので行ってきた。買うつもりはほとんどなかったのだが、ある1枚の絵を見て心が動いた。
「笹部桜」と名付けられたその作品、写真では微妙な色合いがわからないが(だからブログにアップしている)、細やかな筆使いの中に藤井先生の画風がよく表れている。これまで東山魁夷や平山郁夫といった超有名画家の複製(リトグラフ)を購入してきたが、やっぱり1枚ものの絵の迫力にはかなわない。
とはいってもそれなりの値段がする。
藤井先生の場合、相場は号5万円である。今回の目玉である「神河の春」という大作には500万円の値段がついていた。制作に要した手間を考えるとこれでも安いくらいかもしれない。
しかし、それでもいざ買うとなると高く感じる。
30分ほどその場で考えた挙句、
「えい、やー」(笑)
買うことに決めた。半年間フルタイムで働いたご褒美だ。それに万一、日本がハイパーインフレに襲われた場合のインフレヘッジになるやもしれぬ。
値段は・・・ナイショ。すぐカードで支払った。このサイズなら玄関に飾るのにちょうどいい。
先生にお願いして記念写真を撮らせていただいた。最近は自分で絵を描くことはほとんどなくなってしまったが、人生のいい思い出ができた。
帰りに近くの木屋町、鴨川に立ち寄った。3月も残すところあと2日になった。