私の原風景（23）小学校時代の先生

小学校１年生の時の担任は、Ｋ村先生。
３０歳代後半～４０歳代前半くらいの女性で、おとなしい感じの先生でした。
しかし、私図書館屋のＫ村先生に関する唯一の記憶は、
先生の注意も聞かず５人くらいで騒いでいた時、
「もう一度、幼稚園に帰りなさい！」
と怒られ、雨の降る中、外に出された時のものです。
私図書館屋の前を３人、私図書館屋をはさみ後ろに１人、
行くに行けず、帰るに帰れず、
傘をさしたまま立ち往生している姿が目に焼きついています。
その内の１人は、貴ちゃんでした。

小学校２年生と３年生の担任はＹ下先生。
当時４０歳代半ばくらいだったでしょうか。女性の先生でした。
私図書館屋の母と仲が良く、「いい先生よ」と言っていましたが、
私図書館屋を含め、クラスとしてのイメージは、
「えこひいきをする先生」でした。
クラスに「いわいちゃん」という男のがいて、
彼のお母さんは病気で長期入院していました。
Ｙ下先生は「いわいちゃん」の近所に住んでおり、
なにかと彼を気にかけていたのです。
しかし、彼は背が高くスポーツ万能、勉強も良くでき、
しかも明るい性格でした。
そう、クラスリーダーだったのです（今は教員になっています）。
小学生低学年の頃は家庭の事情なんかには頓着しませんから、
Ｙ下先生が彼を気にかければかけるほど、
クラスの中では、彼に対するえこひいきとしか見えませんでした。

小学校４年生の時はＨ田先生。
今回も女性の先生でしたが、年齢は少し若く、３０歳代でした。
若い分、怖い先生でした。よく怒るし、力強いし・・・。
ところで大学生になってから、高校生の頃友人の家に数人で遊びに行った時の事。
みんなで一升瓶のワインをしこたま飲んでいたら、奥から彼のおかあさんが出てきて、
「あなたたち飲み過ぎよ。いい加減にしなさい！」
それは紛れもなくＨ田先生でいした。
一気に酔いが醒めました。

５年生の時、初めて男の先生になりました。Ｋ村先生でした。
通称「かついっつあん」。５０歳代の先生でした。
禿頭で、がっちりした体格の先生でした。得意技は「ゲンコツ」。
いたずらをしたり、言うことをきかないと男女の区別なく「ゲンコツ」でした。
私図書館屋も、教育テレビを授業として見ていたときの事。
つまらない内容だったので、隣のＨ川くんと話をしていました。
ふと気がつくと「かついっつあん」が後ろに立っていました。
もちろん「ゲンコツ」。
この先生、実は私の父も教わっていました。たしかに古いアルバムに、
若い「かついっつあん」が写っています。
父も「ゲンコツ」をもらったそうです。
親子２代にわたる「ゲンコツ」の思い出です。

６年生は、Ｔ先生。男の体育の先生でした。
この先生の思い出は「組体操」。
特にピラミッドには力を入れて、ときどきビンタも入れて教えてくれました。
まだ３０歳代前半の活きのいい先生でした。
後日同窓会で再開した時は白髪の混じる頭にはなっていましたが、
あいかわらず元気でした。ビンタはなかったけど。