図書館屋の雑記帳

自分のこと、図書館のこと、図書館関係団体のこと、本や雑誌など図書館の資料について気の向くまま書いていきたいと思います。

私の原風景(24)仁丹

2006-11-18 | 私の原風景

小学校低学年の頃、父のバイクの後ろに乗って、あちこち出かけました。
そんな時よく通る道の傍に「新居さん」の家がありました。
この家の道側の壁には、赤い大きな字で「仁丹」と描いた看板が下がっていました。
それも古い看板なのか「丹仁」という語順だったのでした。

これが幼少の頃の私図書館屋には読めない。

通るたび読もうとするのですが、「仁」も「丹」も習っていないから皆目不明。
父はバイクを運転しているので訊けないし・・・。

そんなある日閃きました。右から読めばいいのだと。
「仁」はカタカナで「ニイ」。なにせ「新居さん」の家ですから。
「丹」は難しい。
知ってる漢字で一番近いのは「円」。「丹」は「円」の間違いに違いありません。
つまり「仁丹」は「ニイエン」と読むのだ!
とその時納得したのでした(^^;。

でも意味は?
もっと大きくなって「仁丹」が読めるまで「ニイエン」とは何か?と悩み続けたのでした。


この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 冬の変な本 | トップ | 『「散歩学」のすすめ』 »
最新の画像もっと見る

私の原風景」カテゴリの最新記事