ヤマトオーディオとインプレッサGT7

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オーディオその他趣味

CDP-X7ESD底足部強靭化計画チャプターツー

2022-12-21 16:53:38 | オーディオマニア
底板のインシュレーター取り付け穴を7.1mmに拡大。
ここにブラインドナットを取り付ける。
そこに6mm厚、幅50mmの鋼材フラットバーを横に、アルミ削り出しインシュレーターと共締めする。

筐体は前後に三分割されているので、フラットバーを左右に渡して安定化を図るのだ。
α907では筐体中央の巨大トランス下に第五のインシュレーターがあるので、この技は使えない。
X7ESDの底板は取り外せて、そこにインシュレーター用のタップが切ってあり、ブラインドナットを取り付けなくても良いのだが、オリジナルのやり方を踏襲したかったので、ブラインドナット取り付けとした。


SONY CDP-X7ESD 修理

2022-12-20 14:59:35 | オーディオマニア
中古のフラッグシップ機。
ディスクは読み込むがトレイの動きが悪かった。
ボンネットは何とアルミ製。
殊の外重量がかさんだので、急遽アルミで軽量化を図った様な感じかな。
これは底板インシュレーターのチープさにも現れている。
ボンネットを取り外して、トレイベルト交換に直行したが、ベルトの歯車を守っている鉄の盾を固定するボルトが緩まない。
M3なので下手すると十字を削ってしまいそうだ。
慌てて使い古しの一番ドライバーは止め、新しいドライバーを買いに走った。
ついでにゼロ番ドライバーを買った。
結局一番ドライバーは合わずゼロ番ドライバーが合ったのだが、緩まない。
これでは最悪の事態になりそうだ。
最悪の事態が脳裏を掠める、こんな物ではグラインダーは使えん、熔接なんかもっての他だ。
周りを探ってゼロ番のプラスビットを発見、ショックドライバーに装着。
叩く叩く、ドライブユニットを損書させない程度の力で叩いた❗️

二つの黒いボルトだ。
右側が緩んだ❗️ 残るは左側。
叩く叩く、緩まない、十字が削れている、もう駄目か、諦め掛けたが諦める訳には行かない、再びショックドライバーで叩く叩く叩く❗️
緩んだぞ、やったー❗️
あらかじめ買っておいたX7ESD用と称するゴムベルトと交換。
ん? 付いていたゴムベルトは下手っていない交換してあったのか?
ドライブを元の位置に戻して電源オン。
トレイの動きが悪い。
何だこりゃ、ドライブを外し二つのの内の一つだけゴムベルトを交換。
交換した箇所はゴムベルトが太過ぎて干渉の可能性が高かったからだ。
元の奴に戻す。
やはりのこゴムベルトは新しい。
動くが、やはり確実性がない。
もう一つの交換したゴムベルトも元に戻す。
しかしまだ動きが鈍い。
トレイのレールと駆動ギアにシリコンを噴いてみる。
動きが見違える程良くなった。
どうやら古いグリスが硬くなって、障害になっていたようだ。
さらにホワイトグリスも塗り重ねる。

ボルトが駄目になったので、新しい一番ドライバーのボルトにした。

ひとまず終わったので動作チェック。
ん? トレイが勝手に出てきてしまう。
ディスクを置いても読み込まない。
それまでは読み込んていたのに、何故だ急に。
ドライブを再び外したり、トレイの開閉を繰り返す内に原因が判明した。
どうやらトレイが収まり、その後ディスク受けが下に下がるのと同時に次のステップへ切り替えるスイッチに完全に触れていない様なのだ。
メンテナンスしている内に状態が変わってしまったらしい。
そのスイッチを押す部分を調整しようとしたが無理な様だ。
となるとスイッチが取り付けてあるステーを変形させて、押す部分に近付けるしか方法はない。
ステーはクランク状に二つ折りしてある。
真ん中の垂直の部分を少し寝かせれば、押す部分に近付けられる筈である。
ステーは小さな部品なので、改良は楽である。
角度変更してスイッチを取り付け、ドライブに取り付け段階で、スイッチを押す部分と調整して曲げた。
ドライブを本体に取り付け動かしてみる。
トレイがしっかり出てくる、収納する。
勝手に出て来ない。
スイッチは押されている。
ディスク読み込みもOK、演奏もOK。

現在試聴中、引き締まった硬い音。
私好みだ。
トラブルがドライブユニットだけで良かった、基板だと手も足も出ない。

X7ESDで特筆すべき点はバランス出力回路である。
専用別基板仕様となっている。
大型のコンデンサーまで使っている。
3500gではバランス出力回路はオーディオ回路と同じ基板の中に設置されていた。
X7ESDのバランス出力の音質は期待出来そうなのだ。
まあこの上には上があって、アキュフェーズのバランス回路なんか左右独立で大型だから、それなりに高価なのだ。
取り敢えずX7ESDのメンテナンスは終わり。
インシュレーターを交換して、クリーニングしてラックに収める。




SANSUI α907強靭化計画

2022-12-18 14:40:11 | オーディオマニア
巨大なトランスを筐体内に納めていながら、底板脚足部はかなり貧弱に設計されている。
これでは907の性能を100%引き出せないだろう。
と言う事で足、インシュレーターを変更する事にした、同時に底板も厚い鉄板を追加する事にした。
インシュレーターはタオックの中古、ボルト固定用の穴が5Mで開けられている。
これを元のインシュレーター固定穴を拡大して取り付ける事にした。
それには今のままでは駄目である。
ネジ穴を拡大し、そこにロブテックスのブラインドナットを取り付ける。
ブラインドナットはM5。
タオックインシュレーターと共に2.3ミリ厚の鉄板を共締めする。
無論冷却対流用の隙間は開ける。

足腰を強固にした後の音はどうなるのか。
楽しみである。


CDP-391完全修理

2022-12-15 10:36:20 | オーディオマニア
CDの演奏までは修理したが、トレイの動作不安が残っていた。
トレイが出るまでは良いのだが、収納が出来ないでいた。
スイッチ押しても収納しない。
ドライブユニットに接続してあるフレキシブル基板を動かすと、収納出来るのだ。
これは完全に変だ。
接触不良に違いない。
フレキシブル基板の接触不良なんて初耳だ。
試しにフレキシブル基板ハウジングの端子が無い側へ、プラスティック板を挟んでみた。
それでも収納しない。
フレキシブル基板の前面側を触ると収納する。
どうやら前面側だけの接触不良の様だ。
フレキシブル基板を外して触ってみると、何だかヘタリがある様だ。
プラスティック板をその箇所だけに差し込んでみると、動作が確実になった。
だがプラスティック板をずっと挟み込んでいる訳には行かん。
フレキシブル基板は熱に弱いから半田などもっての他だが、背に腹はかえられ無いので、思いきって半田を端子に盛る事にした。
フレキシブル基板の端子接点は0.8ミリかな?
狭い、そこに半田を盛る、少しで良い、差し込む必要があるからだ。
半田コテ先に半田を溶かして、フレキシブル基板を溶かさない様に、端子表面をサラリサラリとさすってみる。
何と半田が端子表面に熔接するではないか!
フレキシブル基板の半田付けを体得した様だ。
半田付けを3端子程して、ドライブに接続。
トレイの動作が確実になった。
これでCDP-391の修理は完了。