ヤマトオーディオとインプレッサGT7

やったー‼️遂にシアタールーム完成‼️
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オーディオその他趣味

marantz CD-34 TDA1540P

2023-04-27 16:23:00 | オーディオマニア
梱包を解いて、検証作業開始。
最初は癖が判らず難儀したが、何とか再生まで漕ぎ着けた。
流石に40年余り前の機器なので、反応速度が遅い。
スイッチを押してからインターバルがある。
メインスイッチをオンして、トレイを出すにはストップボタンを押さねばならない事が判明。
どうやらメインスイッチオンと同時にディスクモーターが回るから、一旦停止させないと駄目らしい。
ディスクは読み込む。
再生スイッチの反応は悪い。
タクトスイッチ交換かな?
トレイ動作ベルトは前オーナーが交換していた。
インシュレーターは単に出っ張りが四つあるだけ。
底板は何と0.5ミリトタン板だ。
それなのに重い。
筐体骨格がダイキャスト製だ。
これに基板、トランス、ドライブ、が載っている。
裏にはヒートシンクが配置されている。
この仕様でサイズはシステムステレオサイズ。
小型で扱いやすそうだが、重いので度肝を抜かれる。
その反面音質はアナログ質。
柔らかく優しい。
これが人気の一因なんだね。
底板とインシュレーターを何とかしたいね。
音声出力はRCAケーブルが直接引き出されている。
ケーブルが基板に半田付けされている。
これが優しい音質の大元だろう。
変えてしまうとバランスが崩れるかもな。
電源ケーブルはオリジナルだったが、プラグが市販の物に変えられていた。
これは仕方なく高級品に変更する。
これの音はね、疲れないんだよ。

 久々のCD−34。
 直出しのRCAケーブルの右チャンネルが接触不良だったので、やむを得ず排除し、筐体取り付け型のRCAジャックを取り付けた。
 取り付けには電源整流部のヒートシンクごと取り外し、RCAケーブルが出ていた穴を流用して、新たに8.5ミリの穴を開けてそこに汎用RCAジャックを取り付けた。
 通常音声信号にはシールドケーブルを使い、ノイズが介入するのを防ぐのだが、今回はベルデンの内部配線用のケーブルが余っていたので、それを使った。


 電源投入時に、何故かスピーカーにノイズが載る現象が出ていたので、他の方のブログを参考にし、電源整流回路のトランジスタを一個、手持ちの新しい物に交換した。
 薄い銅板ヒートシンクをついでに追加した。
 取り外していたすべてのパーツを取り付けて、イザ試聴!
 電源投入時にはノイズは聞えない。
 電源部からの煙上も無い。
 どうやら当てずっぽうなトランジスターであったが、許容範囲だった様だ。
 ディスクを入れてみる。
 このチャッキングシステムは秀逸である。
 読み込まない。
 ディスクが汚れている可能性もある。
 手で拭いて再度読み込みに挑戦。
 おお! 読み込んだ。
 音出し試聴開始。
 左右から音出しはしている。
 もう少し試聴してから、ラックに収める。
 それよりもソニーのジャンクアンプ音が片チャンネル途切れるな。
 ポリュームが原因だな。

 トレイ&チャッキングの動作を動画に記録した。

 このCD−34にはパイロットランプが無い。
 FL管表示カウンターはあるが、再生していない状態だと表示はオフになる。
 そこでパイロットランプを追加した。
 手持ちのLEDは12ボルトなので、12ボルトの所を探していたら、ここが見付かった。

 DACが載っている、裏側基板の空きコネクターである。
 この両端端子が12ボルトであった。
 ここからケーブルを伸ばしLEDに接続し、トレイの部分に導く。
 LED設置場所は前面パネルのトレイの上。
 前面パネルとトレイの隙間から光が漏れる様にしたいのだが。
 暗くないと効果は判らんな。

 CD−34のインシュレーターはあって無い状態。
 足の様な出っ張りの中に制震材が貼り付けてあるだけだ。
 それを剥がして立派なインシュレーターを貼り付ける。


 薄いトタン底板を塗装、サンスイα9に付いていたインシュレーターを貼りつけ。

 現在試聴中。
 何が聴き易い大人しい音だ。
 何がアナログ的な優しい音だ。
 全然違うじゃないか。
 高音域凄いぞ、低音域は足りない気がする。
 オリジナルとは変更されている部分があるから、変わってしまったのかも知れないが。
 しかしこの音が14ビットDACの音だとは。

 駄目だCDを読み込まない頻度が高い。
 他の方の修理ブログを見ると、ディスプレイ操作系基板の、フィリップスコンデンサーを交換したら、これが改善されたとする記事をみつけた。
 これに賭けるしかないな。
 コンデンサーはチューブラ型4個、内容を合わせるのは困難なので、この中で最大容量で4個揃えて取り換える。
 この時代のフィリップス製コンデンサーは液抜けが多いそうだね。

 チューブラ型コンデンサーの種類は多くなく、樽型コンデンサーにしようか迷ったけど、結局チューブラ型にした。
 容量は過大だけど仕方がない。
 売っていないのだ。
 100∨100μFだ。
 これを4個、イリノイと言うアメリカ社製だが製造元は台湾。
 大は小を兼ねる理論で取り付ける。
 表示&操作系用の基板コンデンサーだから、音質には貢献しない。
 ただし再生がスムーズになるらしい。

 コンデンサーを交換した、表示部はまともになったが、相変わらずディスクは読み込まない。
 運良く読み込む場合もある。
 これでは常用は程遠い。
 サーボ系基板のコンデンサーを交換してみるか。
 ここにも同じコンデンサーが使われている。
 容量抜けが起きて電導性が悪くなっている筈だ。
 だが予算が無い。

 予算が無いが手持ちの新品使用済みならある。
 リード線がカットしてあるので、取り回しに苦労するが。
 イチかバチかでピックアップ直後のフィリップスコンデンサーを一個交換した。
 普通にトレイを収めただけでは変化無し。
 読み込まない。
 トレイを収め荒っぽくスタートボタンを押す。
 すると何と再生を始めるじゃないか。
 コンデンサー交換の効果か?
 音も出る。
 その後普通にディスク読み込みも出来る様になった。
 何だこれは。
 これではまだまだ完璧とは言えない。
 次はサーボ系基板のコンデンサー交換をして変化を確かめたい。

 もう訳解からん。
 気まぐれなプレイアー。
 たまに機嫌が良いのか、ディスクを読み込む時がある。
 これでは信頼がおけんではないか。
 サーボ系基板のコンデンサーを交換して改善を期待するしかないな。



Victor XL-Z221 MASH1Bit DAC

2023-04-18 15:16:05 | オーディオマニア
 XL−Z521へのドライブユニットドナーとして買ったのだが、その故障している筈のユニットが復活してしまったので、221はお役御免となってしまった。
 けど取り敢えずディスクが再生できる域にまでする。
 電源投入後にトレイが出て来なかったが、ボタンを何回か押したら出て来た。
 ディスク挿入。
 読み込まない。
 ボンネットを開け、スピンドル回転を確認するも回転せず。
 レーザーピックアップレンズを見ると案の定曇ってる。
 ドライブユニットは共通であった。
 基板への接続も共通。
 レンズクリーニング後ディスクを入れるとスピンドルが回った。
 どうやらレーザーでディスクの有無を確認してからスピンドルモーターが動く仕組みらしい。
 ディスクを読み込んで再生させるが、何故かトラックインデックス表示が変だ。
 離れたトラックへのボタンを押すと、ユニットの中で変な音がする。
 どうやらゴムベルトだな。
 レーザーピックアップ駆動用ゴムベルトを交換し、レーザービーム出力可変抵抗を少し右へ回す。
 すると見事にディスク再生をし始めた。

 内部はこんな感じ。
 なんとドライブユニットの下に鳴き防止の鉄板が取り付けられていた。
 凄いぜビクターさん。

 筐体はオールスチールの一枚成形。
 基板も一枚。
 大きさ的には521と同じだな。
 DACは残念ながら松下のMASH1ビット。
 だが硬い好みの音が出てるね。

 ソニーのCDプレイアー乱立生産より、ビクターの少量生産の中に於いて、一機種一機種が勝負モデルと言う意気込みが感じられる物の方が良いね。
 これもアナログ出力回路のコンデンサーなんかを変更すればもっと良くなるかな?