もう40〜50年前のビンテージ中型スピーカー。
圧着制限は半分弱に設定。
クリーニングして取り敢えずの使用開始。
3way3スピーカー。
ウーファーは30センチ。
重さは何と単体で25kgもある。
安く手に入れた。
かなり期待している。
屋内保存、程度は良好、コーンのへこみは無いが変色はあり。
30センチウーファーのボイスコイル部を見ると、網状のコーンキャップで蓋がしてあって、奥に穴の開いた二段目のコーンキャップが見えた。
これはフォステクスフルレンジの高域担当と同じ考え方で良いのかな?
ウーファーにも高域、或いは中域の周波数特性を持たせる設計なのか?
ターミナルを変更する為に、銘板からターミナルを外そうとしたのだが外れない。
どうやらボルトとナットが同時に回っている様だ。
ターミナルを引っ張って負荷を掛けてボルトを回すと、外れたのだが銘板の奥でカラカラと落ちる音がした。
どうやらナットがエンクロージャー内に落ちた様だ。
こりゃどうにもならんな。
銘板の小さなケーブル開口部には手も入らん、銘板はエンクロージャーにボルトで内側から固定されているが、受け手側がどうなっているのか判らん限りは冒険は出来ない。
仕方が無いのでターミナルのナットは放置して、新しいターミナルを取り付けてしまう事にした。
新しいターミナルはバナナプラグ対応の現代的な物なので少し大きい。
ケーブルの開口部には適度に対応している、これに合わせて穴を新たに開けて、ブラインドナットを取り付ける事にした。
ブラインドナットのサイズはM3。
地方では店頭在庫は無いから、通販するしかない。
一番特徴的なウーファーだが、色を塗ろうと思っている。
オリジナルの色は微妙な緑色。
どんな色かは不明。
これに近い色に塗装したい。
ターミナルを交換した。
しかしまだ取り付けには至っていない。
それにはブラインドナット或いはナットリベットが必要だからである。
これが交換前のターミナル。
スウィングバネ式。
作業は十数分で終り。
寒いので早々に切り上げた。
リベットナットが来たので作業開始。
M3のリベットナットは初作業。
勝手が判らない。
以前はM5をやったのだが、その時は無事に作業が終了した。
まさかM3がこんなにデリケートだとは。
SX7一本目は、ネジ山を潰しつつ何とか完成したが、それがそもそもの失敗の前兆であった。
二本目に取り掛かり、ナットリベッターに力を込めたらバキッと重要なパーツが折れてしまった。
折れたパーツはマンドレルと言う名前。
リベットナットをねじ込んでそのまま下穴を開けた面に挿し込んで圧着するのだが、ナットリベッターの力が強過ぎるのか、最後まで圧着動作するとマンドレルを折ってしまう様だ。
早速マンドレルを買いにアストロへ急行。
M3マンドレルは220円であった。
M3マンドレルは売っているが、何故かリベットナットは売っていない。
需要ないのかな?
早々に帰宅し作業に取り掛かる。
ナットリベッターを最後まで圧着せず途中で終わらせる。
と判っていながら、何故か終りまで行ってしまい、再びマンドレルを折ってしまった。
これは心も折れるぜ。
参ったね〜。
またまた明日アストロに行くしかない。
そこでナットリベッターに制限を設定する事にした。
二度と失敗は許されん。
圧着制限は半分弱に設定。
線を引き汎用ステーを入れ込んだ。
これでやってみるしかない。
昨日のリベンジ。
昼から雪の予報を見越してアストロ開店前から出掛けた。
アストロで買い物した時には既に雪が降り始めていた。
隣のオフハウスでオーディオ関係を見て、離れたハードオフでラックスのスピーカーセレクターを購入。
その後ビバホームでM3のリベットナットを購入。
帰宅し身体を暖めてから作業に取り掛かった。
リベットナットをマンドレルに装着し、ほんの少し圧着の負荷を掛ける。
これを2箇所。
成功だ。
こんなもんで充分だ。
ターミナルをネジ留めして完成。
クリーニングして取り敢えずの使用開始。
スピーカーベースは後追いで作成する。
晴れになったのでSX7を移動。
部屋に持ち込んだ。
まだベースが完成していないので、試聴レベル。
ケーブルをつなげてアンプ、CDプレイアーを始動。
ヤマト発進。
最初はボイスコイルが固着していたのか途切れ途切れであったが、一曲が終わる頃には何とか聴ける状態になった。
スコーカーとツイーターから音が出るのを確認。
アッテネーターの設定値を真ん中へ。
曲が進むに連れてウーファーのボイスコイルも元の状態に戻ったのか、良い響きが出始めた。
実は4311と同時に音出ししてるのだが、位置的な物なのか4311の存在が薄くなった。
全体的に優しい音になった感じだね。
良いね~この傾向。
選択は間違っていなかった。
中高域は演奏者がリアルにそこにいる様な感じなんだよね。
20年〜30年使用されずに放置されていたスピーカーとは思えないね。
俺の様な音楽しか聴かない人間にはこれで充分なんだよ。
最新のスピーカーユニットは不要だ。
スーパーツイーターもいらない?
これは一度は体験してみたい。
残された作業はユニットとエンクロージャーのクリーニングとベースの作成。
やはり日本人は日本製のスピーカーが合うんだよ。
4:6:8
ツイーター、スコーカー、ウーファーをエンクロージャーに固定するボルトの数。
スピーカーベース自作。
鉄板と鉄フラットバーで作成。
鉄板にフラットバーを熔接し、キャスターも熔接する。
キャスターは小径の物を使用。
高さを低く抑える為。
鉄板とフラットバーは横山テクノと言う会社から、切り売りで購入。
ここはもう何年も前から何度も利用している。
熔接機はMIG熔接。
100Vの物。
安く少ない設備で熔接を個人で始めるには最適である。
本当はTIG熔接の方が綺麗に仕上がる。
だがそれにはアルゴンガスが必要。
ハードルが高いのだ。
機械も高価。
鉄板とフラットバーが来たので熔接した。
鉄板よりもフラットバーの方が厚みがある。
重さにして片チャンネル10キログラム。
残るは小径キャスターを熔接して完成。
やはりMIG熔接は汚い。
散らばる熔接材は後始末が厄介だ。
やはりTIG熔接機が欲しい。
TIG熔接機は熔接材が散らばる事が無いので、クリーンな熔接が出来る。
失敗。
鉄板が熱で曲がってしまった。
予想が出来たがやってしまった。
やり方を変更する。
既製品平台車を買うしかない。
市販平台車とSX―7との間に、インシュレーターとしてコルクブロックを設置した。
コルクは不要振動を吸収する効果があると言う。
さてどんなに変わるのか。