京都逍遥

◇◆◇京都に暮らす大阪人、京都を歩く

宵山

2010-07-17 00:41:28 | まち歩き

昨日も一昨日も雨降りで、宵山の人出はもう一つだったらしい。今日(16日)は、雷のおまけつき夕立の後、少しだけ気温が下がり、風も出て、こんな夜に宵山に行かなくてどうする、という感じ。御池通に7時頃に着き、新町通を南へ。御池を挟んだ北側からも、道の先に八幡山の提灯があかあかと見え、心が浮き立ってくる。

10_002 八幡山辺りで屏風飾りが見られた。そういえば、夜だけ屏風祭りに参加するお宅もあるらしい。

10_005 写真右は、八幡山町会所に飾られていた左甚五郎作の鳩。夫婦円満の印、か・・・・・・。

北観音山、南観音山と南下する。雨もよいだったから、山の周囲にはビニールがかけられ、前懸け、後懸け、胴懸けなど、よく見えなくて残念。

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徐々に混んできた。人を避けて東へ。山伏山、橋弁慶山を見て、烏丸通へ出た。来てみるまで知らなかったが、烏丸通は歩行者天国になっていて、道路両脇に屋台がズラッと並び、壮観。

10_015 烏丸を四条まで下り、長刀鉾の粽を買おうとしたのだが、既に売り切れ。そこで四条を引き返し、室町通を上がる。

10_017 すぐに見えるのが私のお気に入りの菊水鉾。この通りには山伏山、鯉山、黒主山、役行者山がひしめき、時間のせいもあってなのか、混んで混んで疲れた。連れとはぐれないように気を使うし、何と言っても、他人の汗ばんだ腕が密着するのはお互い気持ちのいいものではない。

あちこちの町会所では、浴衣を着た小学生が祭のグッズを売るのに、独特の節をつけ声を合わせて客を呼んでいる。こういうものを見ると、地域に根づいた祭なのだと改めて思わされる。

道路の両脇に屋台が並んでお好み焼きだの焼き鳥だの、牛肉ステーキだの煙を上げて焼いている。その上、あの人の多さ。それほど気温は高くないはずなのに、かなり暑かった。灯の入った提灯はきれいで、祭の雰囲気もいいが、通勤ラッシュ並みの混雑は勘弁。粽は売り切れていたし、喉を潤すのに食べたい!と思ったジェラートも売り切れ。これからは、人の少ない昼に行こう。2時間半歩き続けて、結構疲れた。

喉を潤すと言えば、上海万博できゅうりを齧る中国人の様子がテレビで流れていたが、宵山の屋台できゅうりを見た。冷やしパインのように棒に刺さった丸ごとのきゅうり。漬物らしいが、水分補給ならぬ塩分補給?八坂神社の神紋(三つ巴紋・木瓜紋)の木瓜紋がきゅうりの切り口に似ているから、祇園祭期間の7月には、八坂さんに遠慮して京都人はきゅうりを食べないと聞く。それなのに、なぜここで?

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