こんなCDを買った!聴いた!

最近購入した、または聴いたCDについて語ります。クラシック中心です。

寒い年末、チャイコで閉めよう。

2007年12月30日 17時01分31秒 | チャイコフスキー
年末寒波の襲来であります。今日は殊の外寒いですね。正月に備えて近くのマルアイというスーパーに買い物に行きましたが、荷物を持つ手が寒い寒い。明日から岡山に行くので、雪が降らねばいいのですが。
年末恒例といえば、バイロイト音楽祭の放送ですね。これにけっこう時間がとられます。夜の9時から2時までかかることが多く、毎年パソコンに取り込んでCD-Rに焼いていますが、これまた大変です。これが終わると新年。もう長いことこんな年末であります。最初にバイロイト音楽祭の放送を聴いたのは、リングをホルスト・シュタインが振っていたときですから、もう35年くらい前でしょうか。そのころと比べても隔世の感がありますが、今年の出演された人を見ていても、例えばバレンボイムのCDなどでの常連だった人たちの名はほとんど聞きませんから、バイロイトでも世代交代が進んでいるんでしょう。指揮者も今晩の「タンホイザー」はクリストフ・ウルリヒ・マイアとありますが、私は初めて聞く名前であり、勉強不足であります。
そんなわけで、今年も暮れようとしておりますが、振り返ってみれば、今年はほんとにたくさんのCDを買いました。原因のひとつにこれまでほとんど関心のなかった中古やさんに頻繁に行くようになったことです。行ったら行ったで、食指を動かされるブツを見つけるんですね。それがまた安い!。そんなわけで今年よく聴いたのは、ハイドン・Rシュトラウス・チャイコフスキーなどですが、これらを中心に飽きもせず、たくさん買い続けました。しかし、来年は年間100枚前後にしようと決意しています。それくらいがしっかり聴ける枚数かなと思っています。しかし、どうなることやら、怪しいものですが…。
今年最後は、チャイコフスキーで閉めたいと思います。交響曲第5番。12月になって、甲南・神戸の大学オケを定演でも聴きました。この曲で一番聴いていておもしろいには、バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルの演奏ではないでしょうか。最初のクラリネットの出だしはたまらなく暗いんですね。この暗さがいいのですが、第一楽章通じての傾向です。テンポは途中で速くなっていくし、最後はたまらない慟哭のように終わり、第二楽章も暗い。ホルンのソロは大変好きな部分なんですが、これまた地の底からのうめき声みたいで…。これを受けての弦の演奏も悲痛ですねえ。脳天気な演奏も困ったもんですが、この傾向は木管の響きにも受け継がれていきます。重い運命の動機が再現されますが、どんなもんでしょうか。そして第三楽章では少し紛れますが、そして、第四楽章で爆発してくれればいいのですが、暗く重いまま終わってしまうのですね。ねちっこく引きずったような最後になるんです。やれやれ。でもこんな演奏もいいですよね。健康的で勝利の凱歌を高らかに歌い上げるばかりではない。こっちのほうがもしかしたらチャイコフスキーのイメージかもしれない?バーンスタインの底力を感じる演奏でした。
そんなわけで、よいお年をお迎え下さい。

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2 コメント

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明けましておめでとうございます (信長)
2008-01-01 23:58:58
mikotomochi58さん新年明けましておめでとうございます!!!
今年もクラシックの音楽について熱く語ってくださいね(^-^)
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謹賀新年 (mikotomochi58)
2008-01-02 21:48:36
信長さん、今年も頑張りましょう。
よろしくお願いします。
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