
ウィリアム・ウォルトン(William Walton/1902〜1983)はエルガーやヴォーン・ウィリアムズと並んで英国を代表する作曲家だが日本ではまだまだ馴染みが薄い。彼の作品分野はオペラ、舞踊音楽、管弦楽、協奏曲、映画音楽、室内楽等々幅広く豊かな音の色彩感、リズム感が特徴的だ。今日紹介する「交響曲第1番変ロ短調」は1932年から35年にかけて作曲された。演奏時間約45分を要する大曲だが聴き込むほどに興味が湧く作品である。
写真のCDは1990年代にリリースされた「英ASV・QSコレクション」廉価盤シリーズの1枚でイギリス音楽のスペシャリストとして知られたヴァーノン・ハンドリー(Vernon Handley/1930〜2008)がロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニックと録音したものである。録音年代はジャケットに記載がないがおそらく1970年代と思われる。同楽団との名盤として知られたヴォーン・ウィリアムズの交響曲全集と共に気品ある演奏が魅力を誘う。CDの余白には映画音楽「少数者の首位」を改編した「スピットファイア」前奏曲とフーガがステュアート・ベッドフォード指揮イギリス室内管弦楽団の演奏で収録されている。


(EMI/CDM7 69186 2)

(リューベック、カテドラル)












