車にウーファーを付けました。

私は、通勤のため、毎日往復で二時間半ほど、車に乗っています。その中で、だいたいは音楽を聴いていることが多いということは、既に述べたとおりです。毎日長く車の中で聴いている中で、最近、音に不満が募ってきたのでした。というのは、特に低音が乏しいのです。まあ、車のオーティオも純正のものに、スピーカーを少しいいやつに替え、それにツィターを付けているのでした。そんなものなので、多くを望むべくもないのですね。でも、何とかならんか、と思っていたのでした。

それで、対策としては、低音を出すためには、ウーファーを付ければ良いのだ、と至極当たり前のことを思ったのでした。そんなわけで、春の嵐の吹き荒れた先週の日曜日に、そそくさとオートバックスさんに出かけました。すると、けっこう種類があるんですね。お店で聞くと、それほどの違いもないですよ、ということでした。なので、まあ12800円のものぐらいでいいだろうと思い。と、工賃8400円でつけてもらいました。待つこと約二時間で、作業完了しました。

しかし、けっこういい加減でした。まず、一度聴いてみるということをしませんでした。だから、ぶっつけ本番ということで。実際の音も予めの確認なども、できていないということです。それなのに、約２万円のお金をつかうという、まあ大胆なことをしました。ですので、実際の音をきいていないので、最初はけっこう不安なのでありました。

ということで、ウーファーをつけたのでありました。ちょうど、運転座席の下に置いてもらいました。一般的には、助手席が多く、運転座席にすると、下からの振動が加わるということでした。すこし悩んだのですが、真下のほうがいいだろう、ということで、写真のように設置してもらったのでした。車では、騒音で低音がかき消されてしまうので。ウーファーを付けることは、効果がありますよ、と言われたのでした。

早速、音を聴いてみました。最初は、なーんやそれほどでもないな、と思いました。ブルックナーの交響曲第７番のスクロヴァチェフスキと読売日響を聴きました。少々、がっかりしました。しかし、しかし聴き続けているうちに、低音がよく出ているな、と思うようになりました。そして、ウーファーを取り付けたことによって、音が非常に充実したな、とおもうようになったのでありました。

それでは、どう充実したのか。まず単純に、低音の響きがよくなった。それによって、迫力のある音になったこと。次に、低音がよく出るようになったことで幅の広い、奥行きのある音になりました。そして、低音が出るお陰で、全体的にいい音がでるようになった。これは、全体的に音質が向上したのですね。これは、いままで聴けなかった低音が出るようになったことで、中高音も良くなった。なぜなら、低音があるから、中高音もある。低音が充実すれば、中高音もよくなる。低音との対比で、中高音も一層引き立つのであります。いやー、低音が加わわることで、これほど音が良くなるとは思いませんでした。びっくりであります。

以上のように、いい音が出るようになったのでした。わずか２万円ほどで、これくらいいい音で聴けるようになる、ということですから、このウーファー導入は正解でしたね。車に乗ることが楽しくなりました。ただ、車外への音漏れがこれまで以上になったと思います。しかし、これは車に乗っている私には、わからないので、まあいいでしょう(笑）