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ミコの絵日記

日本画を描いています。
生涯の楽しみとして描き続けたい、、、
シニア主婦の備忘録です

舞妓さん…色間違えの修正(5)

2019-05-19 | 絵画制作
使用した色を記録していなかったための間違い

加筆する時 淡口と濃口を間違えて予定外の色調になった着物

濃くなってしまった色味を淡い色に戻せるのだろうか?

極々薄塗りを心掛けて進めてきた絹本作品。

紙本の様な厚塗りは避けたいけれど、、、

思案のしどころ、、、

厚塗りになってしまうけれど
最初に思い描いた色調に戻すことを選択した



そして、、、、新たな問題が、、、

骨書きが消えた
書き起こせば済むのだけれど、
同じ線を勢いよくナゾれるかな?

心配、、、、、

舞妓さん…失敗からの挑戦(4)

2019-05-14 | 絵画制作
やはり砂子を諦めきれず強行する




① 面ブタの代わりに水干でカバー。

② モチーフを避けてバックに捨て膠を2回。(2倍に薄めた膠液にフエキノリを少々)

今のところシミは無い。

③ 手早く作業したいから、裏側全面に膠液を刷け塗り

④ 用意しておいた砂子を満遍なく捲く

⑤ わら半紙を使って上から押さえる

⑥ さて、出来栄えは如何に?



控えめにまいた……表から見ると効果無し?光が無く美しく無い。


表からまいた方が綺麗かな?

本番で試行錯誤の実験って我ながら大胆!
イエイエただの手抜きです。

別のパネルでお試しすれば良いのにね〜〜


まだまだ無謀な実験は続きます。

舞妓さん…失敗の記録(3)

2019-05-12 | 絵画制作
計画では裏彩色を先に済ませてから
表彩色をするつもりだった。
裏から砂子も撒いておくべきだった。

なのに、あ〜なんという事を。

表からの彩色が楽しくて楽しくて
少しのつもりが手が止まらなくなって
ほとんどの表作業を仕上げてしまった。

ふと湧き上がる不安!
この後、裏側に手を加えたら表はどうなるの?

滲む?
動く?
剥落する?

教本を読みあされば、方法は千差万別。
自分のやり方を見つけるしか無い。

壊れた時はそれはそれ。
実験だ〜〜! 爆発だあ〜〜!
開き直り?やけっぱち?



このまま何もせずに、裏打ち紙の色で終わらせてもいいかとも思う。
でも、なんかつまらない。芸がないような、、、、


バックに何も無い状態からの悪あがきの記録です

① モチーフ裏側に和黄土を塗ったら着物の色が変色?💦
②………どうやら表側に水干の淡白緑と白緑を間違えて上塗りしたみたいで
③………薄い白緑にしたかったのに緑色の着物になってしまった〜

濃い色から薄い色へ、、、、修正、無理だろうなぁ

失敗と試行錯誤が続きます。

どうなるんだろう?
自分でもわからない〜〜????

つづく

舞妓さん…計画変更(2)

2019-04-24 | 絵画制作


F20 で全身像の予定だったけど
半分のF10に変更しました

このポーズなら上半身だけの方が
舞妓さんが生きると考えたからです。

雲肌麻紙を貼ったパネルは次回に回し、

久し振りに絹本に描こうと思います

すっかり要領を忘れていて、
前途多難な制作になりそうです


京都と言えば舞妓さん…(1)

2019-04-23 | 絵画制作
今年7月にグループ展を開く事になりました
先日、ギャラリーで打ち合わせ。

初めて使わせていただく京都の画廊(ギャラリー華)は
明るくてとても良い感じです

せっかくの京都なんだから舞妓さんを出品したいと思い
急遽制作に取り掛かりました、、、、が

間に合うのでしょうか?


F20. (部分)
やっと下図が出来ました

頑張ってみようと思います

何はともあれ美しいものを描くのは楽しいです。

般若寺の石仏…基底材(ポリエステル)

2019-02-16 | 絵画制作
① ベニヤパネルの灰汁を雑巾で拭き取る


② 裏打ちとして肌裏紙を水張りし


③ ポリエステル布を
濃いめのドーサ液に糊を少し加えた液に浸して
前面にベタ貼りする
* 放射状に空気を追い出す


画鋲とガンタッカーの併用。
途中で針が無くなってしまい画鋲を細かく止めて対応💦

④ ジェッソを均一に塗ったら準備完了です


見えるかな?
いつも参加したがるJoyニャン、やってくれました〜〜


もう一回ぬって出来上がり
🖼🖌✏️🎨
真っ白な画面を前にして
どんな絵にしようかなぁ〜〜
一番ワクワクする瞬間です

ポリエステルは柔らかくてフワッとした感触が好き
ほっこり優しい石仏さんになりますよう、、、

再び般若寺へ取材

2019-02-07 | 絵画制作
夕方になって、どうしても確認したいことがあって
再び般若寺へ行きました



目指すはあの観音さま



般若寺の本堂周辺に西国三十三所の観音さまが安置されています

私の描いている観音さまは何処の何という観音さまなのか?
下図を描きながらもっと詳しく知りたくなりました

弥勒菩薩半跏思惟像と勝手に思っていましたが違ったようです
立て札には
十四番 長等山 三井寺 とあります

幸い若いご住職のお話が聞けました

三井寺の御本尊である如意輪観世音菩薩を模したものだそうです
江戸時代の石仏である為かなり風化が進んでいます

判り難いのですが
手は左右3本ずつあり、左手には輪宝を持ちハスの花を握り
右手はほおに手をやり桃の形の玉を持っているそうで、、、、

右膝をたてながら、アグラをかいて座っている。

疑問が解けました♪
微細に描く訳ではないけれど、
正しく知らなければデタラメになってしまうような気がして、
確認できて良かった。

詳しく知りたくばネットで三井寺を検索してみては、、、と
ご住職の弁、、、、うーむさすがお若い❗️


コスモスの季節に備えて地面が耕されていました。
次回の訪問は秋でしょうか。
それも楽しみです。



般若寺の石仏…下図

2019-02-06 | 絵画制作
下図を作っています



石仏なのでラフスケッチで簡単に、、、、
と、思っていたけど
ジーッと見つめているとかなりの美人さんなのです

それもそのはず
弥勒菩薩半跏思惟像は美しい観音さまですね
↑訂正 如意輪観音でした

どのような仕上げにするかは決まってないけど
とにかく今の段階では美しく上品なお顔を目指します