大乗仏教の基本的修行の六波羅蜜(ろっぱらみつ)は布施から始まる。それぐらい重要なものである。
布施はお金がないとできないと考えるかもしれないがそうではない。
布施をしようとする志が重要である。
財産がなくてもできる無財の七施というのがある。
一には、身施(しんせ)
身体による奉仕
二には心施(しんせ)
他者に対する思いやりの心
三には眼施(げんせ)
やさしきまなざし
四には和顔施(わげんせ)
柔和な笑顔
五には言施(ごんせ)
思いやりのこもったあたたかい言葉をかける
六には牀座施(しょうざせ)
自分の席をゆずる
七には房舎施(ぼうしゃせ)
わが家を一夜の宿に貸すことである
インターネットが普及した現代では、無財の七施も様々な工夫でできる。
例えば、直接的に言葉をかけれなくても思いやりのある言葉をメールで送るなどである。
これ以外にも祝福することも財産がなくてもできる大きな布施行である。
応用すると祝福や心施や言施は自分自身やご先祖に対して行なってもよい。
まずはちょっとでも実践してみてください。身をもって知ることが大切です。