こころの探求

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対人関係の悩みの時の祈り ①

2020-12-26 11:33:15 | 日記
私達の悩みの多くは対人関係によるものだろう。

それは家族、友人、職場、学校などなど様々なものがある。最近ではネットによる関係性も含まれる。

人と人との間合いを適切にとることが有効だ。

多くは相手のことが気になって、その場にいない時まで頭の中でずっと一人芝居をして苦しんでいるのである。

それは相手との心の中の境界線が曖昧、いわゆる癒着ということが起こっている。

密教でも拝むときには仏様と自分の関係を大事にするので、それ以外のものとの境界線をはっきりさせる。それが結界である。

人と人との関係において境界線をはっきりさせるのには、次に紹介するゲシュタルトの祈りが役に立つ。


上記サイトから引用
 

ゲシュタルトの祈り(『』内)


『私は私のことをする、あなたはあなたのことをする。

私はあなたのために生きているわけではないし、 あなたも私のために生きているわけではない。

あなたはあなた、私は私。

【もしも、お互い出会うことができたら、それはすばらしいこと もし出会えなくても、それはしかたのないことさ】』


「あなたはあなた」のところに「〇〇さんは〇〇さん」と相手の名前を入れて応用しても良い。

また【】内は略しても大丈夫。


これを相手が気になって苦しい時に気が落ち着くまで繰り返し唱えるのである。

そうすると相手との間に、精神的境界線を作っていくことができる。

こうやって結界して精神的に距離を取り分離してしまうのだ。

相手の問題を自分の問題のように取り込んでしまう場合それを分離する必要がある。つまり、アドラーが言うところの課題の分離にも役に立つ。


するとかなり楽になる。が、これは守りである。


なにぶん「立ち向かう人の姿は鏡なり」なので、今度は積極的に対応する祈りがある。


これらを臨機応変に使って自分のこころ安らかにしていくのだ。

続く



寝る前の感謝行

2020-12-24 22:50:27 | 日記
私は寝る前に短い時間だけど神仏や親、ご先祖に手を合わせ感謝行を行っています。

やり方は簡単です。
合掌して自分の信ずる神仏の真言やお名前を7回くらい唱えて、「ありがとうございます」といいお辞儀するだけです。

場所はご自身の祭壇や仏壇、神棚の前か、なければどこでも構いません。

その後、親やご先祖さまにも同じことをします。

お父さんお母さん、ありがとうございます。ご先祖さまありがとうございます。というわけです。

親子関係に軋轢がある方には、両親に感謝するというのは抵抗があるかもしれません。それはある意味自然なことです。

そんな時は「ご先祖さま、ありがとうございます」だけで大丈夫。なぜなら親もご先祖様に含まれるからです。


「感謝は行なのか?」といった人がいます。

普段感謝というのはよっぽど謙虚じゃないとできないと思います。

感謝を意識して毎日儀式として行うので「行」なのです。

慈悲もそうです。慈悲のこころは修行して、やっとおこってくるものです。

神仏や親先祖に感謝行をしたら、
自分の家族やお世話になった人、商売されている方はお客様などをイメージして感謝行をしてみましょう。

自分の信ずる仏様の真言を唱えてその方々の安らぎを祈っても良いと思います。


最後は自分に向かって労いの言葉感謝の言葉をかけましょう。

私たちはいつのまにか自分を攻撃していることがあります。

それが積み重なって病気になることがあります。

逆に感謝するということはなかなかできていません。ですからこれも修行です。

「今日一日、よく働いてくれました。ありがとうございます」

と念じてみましょう。

感謝行は不思議な力があります。
運命を変える力もあります。
その功徳はご自身が身をもって感じてください。

感謝行には上級編もあります。
またの機会に。




玉垣奉納記念品

2020-12-24 17:07:39 | 日記
伏見稲荷、田中社、権太夫大神に玉垣を奉納した記念品を頂きました。日本手拭いです。
令和元年となってるのはこの玉垣の事業が令和元年から始まったからです。






弘法大師と報恩の供養

2020-12-23 09:16:38 | 日記

弘法大師は

『三世の如来 十方の菩薩、四恩の徳を報じてことごとく菩提を証す』(教王経開題)

とといているように、報恩は成仏の直道である。

そして、弘法大師は密教の法会による供養で四恩に報いた。

有名な高野山万灯会の願文を紹介しよう。

さて、 ここにわたくし空海は、 多くの密教の弟子たちと高野山金剛峯寺において、 ささやかながら万の灯明と万の華とを仏に供養する法会を設けて、 金剛界・胎蔵界の曼荼羅の諸尊、 四種の曼荼羅のすべての仏に献げまつる。 期待するところは、 毎年一回この法会を設け奉って、 父母・国王・衆生・三宝の四恩にお報い申しあげようというのである。 私の念願は、 虚空のある限り衆生のある限り涅槃の続く限り続けたい。 もし、 空、 衆生、 さとりが尽きれば、 わたくしの願いも尽きるであろう。(宮坂宥勝師訳)

この法会は天長九年(八三二)八月二十二日の記とあり、弘法大師五十九歳、最も晩年の行事であった。いかに報恩を意識したかが伝わってくる。


大黒天さまのご供養

2020-12-22 12:47:33 | 日記
最近よく大黒天様を祀る方々から報恩謝徳の施餓鬼供養を頼まれる。

私の所でもお祀りしている。東密の供養法は知っているが、さらに台密の阿闍梨から三面大黒天の供養法を伝授うけたご縁がある。

そういうことで、参考までに大黒天様の供養の一部をご紹介しよう。

大黒様にはお神酒や豆米、お菓子などお供えするが運を良くしようと思ったら最後に「ん」のつく物を供えるとよりよい。

大根、レンコン、人参、いんげんみかん、などである。生のままで良い。

そしてご法楽に光明真言必ず加えて唱えること。