こころの探求

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不安への対処法

2021-03-23 10:28:43 | 日記

不安というものは過去に経験したものを思い出し、それを材料にして推測するところから来ます。

あるいは自分自身の過去に経験したことを身体感覚として覚えていることなども関係しています。

どちらにしてもその時には自分の意識が内側に向いています。その多くは考え事や身体感覚です。ですから外部に意図的に意識を持っていくことによって、不安な思考や感情から少し距離を取ります。

実は不安感というのは私たちの祖先が生きていく上に獲得したひとつの能力なのです。先を推測して対処するためです。

しかし過剰に働きすぎると自分を苦しめることにつながることもあります。

ここでご紹介する「54321法」は、五感の中で視覚と聴覚と触覚を意識して現実にコンタクトして考え事から離れる方法です。

54321法では以下の順番に意識してリラックスしていきます。

①まず目の前に見えるものを5つ、口に出してみる。何でも良いです気がついたものから五つ言ってみてください。

②次に少し耳を澄まして、耳に聞こえるものを5つ、口に出してみてください。再度耳に飛び込んでくれば同じものでも構いません。

③その場で体に触れてに感じるもの(足裏に床が触れる感覚、スカートの裾が足に触れている。など)を5つ、口に出してみてください。

ここまで来たら一度リセットします。一度深呼吸しても良いでしょう。

次に同じように①②③をそれぞれ4つずつ、行います。

この要領で次に3つずつ、2つずつ、1つずつまで行います。

ここでやめてもいいですし、また戻って5つずつと繰り返しても構いません。

視覚聴覚触覚を意識することで、少しずつ不安感情と距離を取って行きます。

普段から少しずつやっておくと、いざという時にも役に立ちます。コツは順番を間違えても気にせず。おおまかにやることです、


ご先祖様の希望となる

2021-03-22 15:45:46 | 日記
もうすぐお彼岸が終わります。

人によってはご先祖様に感謝できないという人もいるでしょう。
こういう先祖の悪業で今私が苦しんでると思う人もいるかもしれません。

それはそれで様々な事情があるので無理のないことです。

そんな時には、逆に苦しんでいるかもしれないご先祖様にやさしい気持ちでご供養してあげるということが大切です。

そうです。

それはご供養ということに気がついた、あなたがご先祖様の希望となるのです。

ご先祖様はあなたのことを待ち望んでいたことでしょう。

供養と感情

2021-03-18 04:29:57 | 日記
供養していると、たまに様々な感情が湧いてくることがあります。

それはかまいません。

追い払おうとせず、
3回深呼吸して
『そこにいるんだね』
と認めてあげると
良いかもしれません。

自分の感情も供養してあげましよう。

財無くしてできる布施

2021-03-15 21:28:56 | 日記
大乗仏教の基本的修行の六波羅蜜(ろっぱらみつ)は布施から始まる。それぐらい重要なものである。

布施はお金がないとできないと考えるかもしれないがそうではない。
布施をしようとする志が重要である。

財産がなくてもできる無財の七施というのがある。

無財の七施とは

一には、身施(しんせ)
身体による奉仕

二には心施(しんせ)
他者に対する思いやりの心

三には眼施(げんせ)
やさしきまなざし

四には和顔施(わげんせ)
柔和な笑顔

五には言施(ごんせ)
思いやりのこもったあたたかい言葉をかける

六には牀座施(しょうざせ)
自分の席をゆずる

七には房舎施(ぼうしゃせ)
わが家を一夜の宿に貸すことである


インターネットが普及した現代では、無財の七施も様々な工夫でできる。

例えば、直接的に言葉をかけれなくても思いやりのある言葉をメールで送るなどである。

これ以外にも祝福することも財産がなくてもできる大きな布施行である。

応用すると祝福や心施や言施は自分自身やご先祖に対して行なってもよい。


まずはちょっとでも実践してみてください。身をもって知ることが大切です。






許せない時

2021-03-14 18:58:24 | 日記
赦しというのは自分自身を解放する為に行うのですが、人によっては、そう簡単にはできないことがあるでしょう。それも自然なことです。

そういう時にはたとえ許せなくても「許したい」と思い続けることが大切です。

それも出来なかったら、許せない自分自身を許しましょう。

仏様の大慈大悲はとっても広くて深いものです。お任せしてしまいましょう。