今年は最高の蜂蜜生産量を達成したのだが、あの暑さは異常であった。
ミツバチの天敵であるオオスズメバチの襲撃も半端でなかった。
例年では9月上中旬にオオスズメバチの襲撃が始まり、10月末には襲撃も終わるのであるが、
今年は8月下旬から襲撃が始まり、即トラップを設置した。
11月中旬の現在も襲撃のピークは過ぎたが、相変わらず襲撃オオスズメバチが見られる。
襲撃を受けながら越冬準備作業を行った。
今年は昨年の失敗を反省し、初心に帰って丁寧にこまめに点検や管理に努めた。
例えばミツバチの育成期(3,4月ごろ)は巣箱内の巣枠を少なめにして強勢群作成に努めたり、
梅雨時のナメクジ侵入を防ぐため巣箱周辺に忌避剤を散布したり、点検時には必ず巣箱内に木搾液を散布した。
8月には越冬準備第一弾としてミツバチへギイダニ駆除の薬剤短冊を設置し強勢群維持に努めた。
しかしその甲斐もむなしくオオスズメバチの襲撃で蜂群も大打撃を受け、弱小群になってしまった。
トラップを設置していたので、巣箱内点検がおろそかになり、巣箱内がこの通り巣屑で汚れ巣虫が多数発生してしまった。
驚いたことに巣箱内で7匹のオオスズメバチが死んでいた。
トラップの隙間から侵入されてしまったらしいが、なぜ死んでいるのだろう。
それも7匹だ。なぜミツバチが全滅しなかったのだろう。
日本ミツバチのオオスズメバチ攻撃は有名だが西洋ミツバチでは聞いたことがない。
弱小群になってしまったので、蜂群を合同し5群を3群にして越冬。
ミツバチの群れは匂いで自分の群れを嗅ぎわけるので合同するには清酒で酔っ払せて
2群を1群にして弱群を立て直す。清酒を霧吹きで群れにかけるのである。
ミツバチが酔っぱらうとどうなるのか興味津津、内部をカメラで覗いてみたい。
女王蜂が見当たらなかったのだが、無事越冬できるのかまたまた心配だ。
近いうちに精密点検を行わなければ。