漫画屋の離れ

本ブログ「漫画屋日記」の離れブログです。構想中の作品メモに利用。

長く仕事をしている割に人気の出ない漫画家の「悲劇的な傾向」

2007-02-03 06:54:44 | 漫画屋としての一人言
なんつー身につまされる話題・・・わかっちゃあいるんだけど、こうまでスッキリ語られると目からウロコってヤツデス。

長く仕事してもらってる割に人気の出ない漫画家には、ロリ&劇画を問わず一定の傾向が。当人達は漫画を描くのが好きで仕方ないらしいのだ。だから決して手抜きはしない。しかし、読み手の立場が頭にないので、努力が明後日の方向へ脱線。(多分、一般漫画はともかく、同業者の漫画もまず読んでない)読者がエロ漫画を読む際に一番気にする、キャラの色気、SEXに至るまでの説得力、体位等のリアリティに工夫をせず、登場人物の数をやたらに増やしたり(描き分けられぬのに)、無意味な場所移動を繰り返したり(ストーリーが混乱、濡れ場が減るのみ)、ささいなネームに凝ったり。(誰も読んじゃおらん)

別にエロじゃなくても、いちいち頷ける自分がいるー!素晴らしい洞察です(『出版業界最底辺日記』(塩山芳明[著]・南陀楼綾繁[編]、筑摩書房という本の抜粋らしい。)。うーん、自分なりに考えているんだけどねー・・・なかなか。漫画読まないのなんてドンピシャです(;^_^A(贈呈本は1誌のぞいて、目を通してるんだけど)。


リンクサイトには、他にもいいネタがふってあって、こっちも作家系には読みごろです。
「書いている途中で行き詰まる人」への偉大な脚本家の言葉

仕事しながら2chのスレを音声で読ませていたら、引っかかったURLでした。ママスロベタ・ホワイト終了で3枚だけ原稿up。イラストのほうも残りの下書きを済ませる。

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