猫絵日記

絵を描きながら、猫と私のささやかな日常を綴っています。

幸せだったよ

2017-11-13 09:19:31 | 日記


ソレイユさんの先代の三毛猫ちゃん。

野良猫だったそうです。

骨と皮になって、やつれて、白い毛は汚れ……。「汚い猫!!」と追い払われ…

雨の日に、びしょぬれになって、さまよっていた姿を見て、ソレイユさんがたまらなくなって、ご飯をあげたそうです


よほど辛い思いをしてきたのでしょう。

こんなにお腹がすいているはずなのに、誰も信用できず、怖がって、2メートルも近づけなかったそうです。

はじめのうちは、警戒してご飯も食べなかったとか。


そんな頑なな心を開いたのは、
ソレイユさんの諦めない深い愛情と優しさと、熱意だったと思います。

半年ほどもかかって、やっと家の猫に迎えました。




汚れた毛並みは、こんなにきれいな柔らかい三毛の美しい毛並みになりました。

すさんでいた表情は、キラキラした瞳と穏やかさに満ちています。

骨が浮いてガリガリに痩せていた体は、こんなにふくよかな立派な!体に!!

(これまで食べ物に飢えていたせいか、フードがいつもお皿にたっぷりあるかどうか確かめてから、安心していたそうです(´;ω;`) おなかいっぱい食べたのでしょうね。)



一昨日 11日は、この子の2回目の命日でした。

この子が家の猫になってから、8年間。
これまでの不幸な日々を打ち消すように、あふれる位いっぱいの愛情をもらって、幸せだったと思います。


この子が亡くなってから、あんまり悲しくて、ソレイユさんが泣いているのを、天国から見かねたのか、
今回 びっくりするくらい偶然に、命日に合わせたように、この子を描くチャンスがやってきました。

「ママ、そんなに泣かないで…」と伝えたかったのか…

「幸せだったよ。ありがとう」をソレイユさんに伝えたかったのか…

不思議ですね。


この子の表情を見ていると、
そんな声が聞こえたような気がして、なぜか心があたたかくなりました。







コメント (2)
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