ソレイユさんの先代の三毛猫ちゃん。
野良猫だったそうです。
骨と皮になって、やつれて、白い毛は汚れ……。「汚い猫!!」と追い払われ…
雨の日に、びしょぬれになって、さまよっていた姿を見て、ソレイユさんがたまらなくなって、ご飯をあげたそうです
よほど辛い思いをしてきたのでしょう。
こんなにお腹がすいているはずなのに、誰も信用できず、怖がって、2メートルも近づけなかったそうです。
はじめのうちは、警戒してご飯も食べなかったとか。
そんな頑なな心を開いたのは、
ソレイユさんの諦めない深い愛情と優しさと、熱意だったと思います。
半年ほどもかかって、やっと家の猫に迎えました。
汚れた毛並みは、こんなにきれいな柔らかい三毛の美しい毛並みになりました。
すさんでいた表情は、キラキラした瞳と穏やかさに満ちています。
骨が浮いてガリガリに痩せていた体は、こんなにふくよかな立派な!体に!!
(これまで食べ物に飢えていたせいか、フードがいつもお皿にたっぷりあるかどうか確かめてから、安心していたそうです(´;ω;`) おなかいっぱい食べたのでしょうね。)
一昨日 11日は、この子の2回目の命日でした。
この子が家の猫になってから、8年間。
これまでの不幸な日々を打ち消すように、あふれる位いっぱいの愛情をもらって、幸せだったと思います。
この子が亡くなってから、あんまり悲しくて、ソレイユさんが泣いているのを、天国から見かねたのか、
今回 びっくりするくらい偶然に、命日に合わせたように、この子を描くチャンスがやってきました。
「ママ、そんなに泣かないで…」と伝えたかったのか…
「幸せだったよ。ありがとう」をソレイユさんに伝えたかったのか…
不思議ですね。
この子の表情を見ていると、
そんな声が聞こえたような気がして、なぜか心があたたかくなりました。