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TVドラマ(日本)を5本

2021年08月03日 | ドラマ
「男湯」「男湯2」
2003年 フジテレビ
【日本映画専門チャンネル】

商店街の祭りでヒーローショーをやることになった銭湯の跡継ぎ息子が仲間集めに奔走するコメディドラマ
2ではヒーローショーがアルプスの少女ハイジショーになっていますが基本は同じです
跡継ぎ息子に瑛太、親友に佐藤隆太、無理やり仲間にされる2人に藤沢大悟&小栗旬
ヒロインは綾瀬はるか、2は相武紗季

坂元裕二脚本作品で、最後にメイキングが流れます
息継ぐ間もないような会話劇に撮影がいかに大変だったか感心するばかりでした

古い映画やドラマで現在活躍されている俳優さんたちの若き日の演技を見るのも楽しいです
 



「定年女子」
2017年 NHKプレミアムドラマ
全8話
【BSプレミアム】

深山麻子(南果歩)、53歳
大手商社の部長で次々と新しいプロジェクトをまとめさらなるキャリアアップを、と思っていたところ、会社の方針で若手の活躍の場を増やすため、役職定年を言い渡されます
肩書だけ『部長』として別の部署に配置転換されるもこれまでの常識は通用せず邪魔者扱い
大学時代の友人たち(草刈民代、清水ミチコ、石野真子)と飲み交わし、退職を決意
新しい仕事を見つけようとハローワークへ通うも給与など条件が折り合わず不採用の連続で、ようやく採用されたのは葬儀会社でした
浮気が原因で別れた元夫(寺脇康文)、義母(草笛光子)、結婚して子供も生まれたのに夫の浮気で戻ってきてしまった一人娘(山下リオ)、麻子を慕う23歳年下の会社時代の部下(町田啓太)、などなど麻子の周囲はなかなか落ち着いてくれそうもないのでした

年下の男性に言い寄られて、女として終わっていると思っていた麻子が大きく動揺する様子は、わかるな~と思いつつやっぱり無理かな~、とか
友人たち夫々の事情も現代社会の一部を捉えていて共感できるところが多かったです
恋模様もですが、女性としての生き方をリアルな視点とユーモアで描いていて最後まで楽しく観ました
主題歌の竹内まりやさん「もう一度」がピッタリだったし、ドラマ中で清水ミチコさんの物真似ではないシャンソンと、物真似でナレーションを担当していた森山良子さんが聞けたのも楽しかったです

町田啓太さん、絶賛人気沸騰中みたいですがEXILEという色眼鏡が邪魔するのか「菜々の剣」「ミアタリ」でも感じたように何か足らない、魅力に欠けているとしか思えないのですよねぇ
          



「パンドラⅡ 飢餓列島」
2010年 連続ドラマW
全7話
【WOWOWプラス】

世界的な天候不順から食糧危機が発生
食料を輸入に頼ってきた日本は半年以内に深刻な飢餓に陥ることが判明し、政府は打開策を検討していました
その頃、農学博士の鈴木(佐藤浩市)は助手の大倉(北村有起哉)と共に通常より4倍の速さで成長する遺伝子組み換えトウモロコシの開発に成功
これで世界中の飢える人々を救うことができると『GOD CORN』と名付けます
やがて彼は莫大な利益を生む穀物に群がる政府、企業の野望に巻き込まれていくのでした
一方、警視庁捜査一課の刑事・八木沢(鈴木京香)は河川敷で発見された焼死体を殺人とみて捜査を始めていました
重く深刻なテーマを扱っていますが人間関係が明らかで物語は淡々と進む印象です
しかし、第五話での
純粋に飢える人々のために研究を続けてきた鈴木が自分の信念を貫くために政府や企業を利用しようと変化を見せるあたりは面白かったです

欲や保身に走る人々は哀れです
GOD CORNの安全性が100%ではないと自らの身体で証明することとなった鈴木も哀れでした
ラスト、研究を止められない鈴木の姿にゾッとしました
          



「パンドラⅢ 革命前夜」
 連続ドラマW
全8話
【WOWOWプラス】

海上自衛隊潜水艦が突然消息を絶ちます
政府は事実を隠蔽しますが官房長官の湯田(内野聖陽)は思い悩み眠れぬ毎日を送っています
同時期、アメリカで自殺願望抑制チップを開発した脳科学者の鈴木(江口洋介)が湯田の妻・恵理子(若村麻由美)の依頼で帰国
恵理子かつては鈴木と結婚していたのですが研究に没頭する夫に一人息子をつれて離婚、湯田と再婚しており、恵理子は鈴木の息子でもある一人息子の自殺願望の治療をして欲しいと連絡し鈴木に帰国を促したのでした
実は自殺願望があるのは湯田本人
これまで何度も自殺未遂を起こしていて夫を心配した恵理子が嘘をついていました
恵理子の願いを聞き入れ、かつての親友でもある湯田にチップを埋め込む治療を施します
それまでとはうって変わり覚醒した湯田は自分を神と言い出し、隠ぺいの事実を発表、総理大臣(江守徹)を失脚させ、元経団連会長で常に湯田を押さえつけてきた父(平幹二朗)が心臓発作で苦しむのを見殺しにします
湯田の変化に恐れを抱いた恵理子が再度鈴木の治療を受けチップを外して欲しいと頼むも無視、その場にいた自衛官・鏑木(小澤征悦)が彼女を殺害するのも黙認します
全てはこの国のため、愛する日本のため
暴走する湯田は、潜水艦事件を起こした鏑木、活動家の松永(泉谷しげる)らと共謀し、来日予定の各国要人を人質にクーデターを起こそうと策略を巡らすのでした

湯田、鏑木、クーデターを止めたい鈴木、元妻を鏑木に殺害された神林刑事(上川隆也)、鏑木と接触があり神林の役にたちたいと動く元CA(板谷由夏)、彼らを一つの線で結びつけるべく取材を続ける新聞記者・太刀川(山本耕史)

ラストは想像通りでしたがⅡ飢餓列島よりスケールが大きいこともあってか面白かったです
新聞記者の太刀川は全シリーズに登場します
彼が味わった無力感と涙に大きく共感する実際のマスコミ関係者は多いことでしょう

今の日本に湯田のような政治家が現れたらホイホイついていく国民も多いかも…
チップを外された湯田の瞳は元通りではなく権力への執着がみられました
不穏な未来を想像させる終わり方はⅡ飢餓列島と同じです

ところでパンドラ全シリーズの主人公の苗字は「鈴木」に統一されています
何か理由があるのでしょうか?
          




「チルドレン」
2006年 ドラマW
【WOWOWプラス】

原作 伊坂幸太郎

家庭裁判所の調査官・武藤(坂口憲二)は、先輩の陣内(大森南朋)と一緒に閉店間際の銀行で起きた強盗事件で人質にとられてしまいます
銀行員以外の人質は彼ら二人と盲目の青年・永瀬(加瀬亮)、書店員の女性(小西真奈美)の4人のみ
全員、手足を縛られ縁日で売られているようなお面を被せられています
まず武藤ら4人が解放されます
疲労で体調を崩した女性を抱きとめた武藤は素顔を見て一目惚れ
それを見逃さなかった陣内は勝手に女性の名前と勤め先を調べ上げ武藤をけしかけます
また、警察で事情聴取を受けた永瀬は驚くような推理を披露し警官を呆れさせるのですが、その後の捜査で彼の推理が当たっていたことがわかります

原作を読んでいるのですが覚えていたのは陣内という名前と彼が屁理屈の塊、ということのみ
観終わってから再読したところ
こんな面白い話だったんだ!でした
ドラマと原作の違いは多かったですが、それはそれ、これはこれ、どちらも良かったです

武藤と面会する万引きした高校生役で三浦春馬さんが出演されていました
まだ15歳か16歳くらいでしょうか
光ってます
偽父親役の国村準さんに対し堂々と演技されていました
春馬さんが亡くなってもう一年以上になるのですね…
          




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