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おうち映画(日本)を5本

2021年06月04日 | 映画(国内)
「斬、」
2018年
【Amazon Prime Video】

250年にわたって続いてきた平和が、開国か否かで大きく揺れ動いた江戸時代末期
江戸近郊の農村を舞台に、時代の波に翻弄される浪人の男と周囲の人々の姿を通し、生と死の問題に迫ります

監督は塚本晋也さんで大岡昇平原作の「野火」ほどのインパクトは無いにしても似た匂いがします

文武両道で才気あふれる主人公の浪人に池松壮亮
隣人の農家の娘に蒼井優
江戸で行動を起こすため同士を募っている侍に塚本晋也

塚本晋也演ずる侍の持つ強い信念の底にあるものは何なのでしょう
蒼井優さんの体当たり演技には恐れ入りましたとしか言いようがありません
ただただ圧倒されました

暴力やグロさを前面に押し出した映画は苦手なのですが、時には観なくては、と自らに課しています
本作も、ある意味リフレッシュできて良かったです

塚本晋也さん、NHKドラマ10で放送中の「半径5メートル」第三話にゲスト出演されていて、ホンワカ系絵本作家さん役もよくお似合いでした
               



「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」
2016年
【Amazon Prime Video】

原作 有川浩

不動産会社に勤めるさやか(高畑充希)
仕事がうまくいかず今日も上司に叱られて気落ちして帰宅したところマンションの自転車置き場で倒れていた青年・樹(岩田剛典)を助けます
半年という条件付きでさやかの家で暮らすことになった樹
料理上手で野草に詳しく、それまで知らなかった世界を優しく教えてくれる樹に次第に惹かれていくさやかでしたが…

あり得ない!
甘い少女漫画みたい!
岩田剛典さん、パッと見た瞬間「これはダメだ」と思いました
EXILEのパフォーマーなんだ~、やっぱり
テレビ朝日の土曜ナイトドラマ「泣くな研修医」も主演の白濱亜嵐さんが折角のドラマをダメにしているとしか思えません
それでも観ているのは柄本時生さんら脇が良いからです(笑)

話戻って映画の感想
高畑さんのお顔アップがやたら多いのも何だか…
お目目パッチリはもういい、って思うほどでした

原作の有川さんとも相性悪いし、良い感想が残りませんでした<m(__)m>
ただ、ひとつだけ、共感できたところがあって
樹は、父親が有名な華道家なのですが、後を継ぐことに迷い、半年限定で家を出ていてさやかに出会ったのです
そこで彼が気づいたのは、自分は地に育つ植物を切って活けることより、自然の中で育つ植物たちを写真に撮ることを仕事としたい、でした
                



「3人の信長」
2019年
【時代劇専門チャンネル】

自分こそが本物だと主張する3人の織田信長と、仇討に燃える元今川軍の侍たちとの攻防を描いた時代劇エンタメ

信長を演じるのは市原隼人、岡田義徳、TAKAHIROの3人
TAKAHIROがこれまたEXILEでした!
市原さんと岡田さんが彼の演技をカバーして…
最後には4人目の信長まで登場するんです~
エンタメとして楽しく観ました
織田信長は人物像がわかっていない部分も多くあることで奇想天外な物語に仕立てやすいキャラのようですね
               
 


「ラストレター」
2020年
【日本映画専門チャンネル】

宮城を舞台に、手紙の行き違いから始まった2世代の男女の恋愛模様と、それぞれの心の再生と成長を描いたラブストーリー
中国版を先に観ました
内容はそっくり同じです

主人公の高校時代にその時代を感じられなかったことと役者・福山雅治さんが好きではないこともあってか「中国版のほうが良かった」と思いながら観て、終盤、広瀬すずさんの演技に一気に逆転!でした
そして、驚いたのはかの名作「Love Letter」に出演されていた豊川悦治さんと中山美穂さんのやさぐれ役です
まるでカメレオンのように演じ分けが出来る役者さん、凄いですね~
庵野秀明さんのとぼけた演技も可笑しかったです^^
               



「パラレルワールド・ラブストーリー」
2019年
【Amazon Prime Video】

原作 東野圭吾

2つの異なる世界を行き交う男女3人の恋愛を描きます

脳の研究を行う会社で働く崇史(玉森裕太)と智彦(染谷将太)は親友でもあり互いを尊敬し合う良きライバルとして日々研究に勤しんでいます
ある日、智彦が紹介したいと連れて来た麻由子(吉岡里帆)は崇史が学生時代に密かに想い続けていた女性でした
そして、ある朝、目を覚ますと麻由子が崇史の恋人として朝食を作っていました
麻由子が智彦の恋人である現実と、自分の恋人である現実
徐々に2つの世界を行き来する頻度が増えていき混乱する崇史なのでした

設定は面白いのですが、大体予測出来てしまう展開にガッカリ
大林信彦監督「時をかける少女」に似たラストにも何だかなぁ
脳科学が絡んでいるのでファンタジーではないと分かっていても「時をかける少女」みたいな切なさを期待した自分が悪かったと思うことにします

ファンの方には申し訳ないけれど玉森君がもう少し上手い役者だったら良かったかもね
                



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