おうち映画（日本）を5本

「迷宮物語」

1987年

【シネフィルWOWOW】

原作　眉村卓

大友克洋、川尻善昭、りんたろうの3人のクリエーターが競作した短編オムニバスアニメ

・ラビリンスラビリントス（りんたろう）

　猫と一緒に不思議な世界へ迷い込んでしまう少女

　

・走る男（川尻善昭）

　過酷なカーレースに挑み続け精神を崩壊させていくレーサー

・工事中止命令（大友克洋）

　ジャングルの奥地で工事を進めるロボットたちに工事中止を告げに来た若い社員

30年以上も前の作品とは思えません

評価はアニメーション好きの方々にお任せして、狂気に満ち満ちた迷宮の旅はワクワクが楽しかったです

　　　　　　

「東京ゴッドファーザーズ」

2003年

【ムービープラス】

監督　今敏

クリスマスの夜、ゴミ置き場に捨てられた赤ん坊の親探しに奔走する3人のホームレスたち、元競輪選手のギンちゃん、元ドラッグ・クイーンのハナちゃん、家出少女のミユキに起こる奇蹟を描いたファンタジー・アニメーション

よくありそうであり得ない、クリスマスの夜に始まる心温まる物語です

人と人との関わりやリンク、鈴木慶一さんの音楽も好みでした♪

　　　　　　

「パプリカ」

2006年

【ムービープラス】

原作　筒井康隆

監督　今敏

表の顔は精神医療研究所に勤めるセラピー機器の研究者、裏の顔は『パプリカ』というコードネームを持つセラピストである千葉敦子は、他人の夢をスキャン出来るというセラピー機器“DCミニ”を使い、日々患者の迷える心をケアしていました

しかし、ある日その“DCミニ”が何者かによって盗まれてしまいます

夢と現実、時間が絡み合って何が何だか？

不思議な、それこそ夢見心地での鑑賞でした

千葉敦子の恋模様だけは現実でしたが…

これも、平沢進さんの音楽が好みで良かったです♪

　　　　　　　　　　

「猫とおじさんの不思議な関係」

【日本映画専門チャンネル】

・ぬくぬく

　温水洋一演じる妻に先立たれた男やもめが猫と暮らす日々を描きます

　猫好きさんにはあるあるの連続かもしれません

　　　　　　

・ねこばん

　伊武雅人演じる鉄道会社を定年退職した男が留守番と孫の世話を頼まれて奮闘する夏の一日を描きます

　猫べったりの温水さんより、猫が近づいてくると戦々恐々の伊武さんが面白可笑しくて好かったです

　自分が笑っていなかったから、妻も孫も笑っていなかった、という真実に気づけて良かったですネ

　　　　　　

「ひとごろし」

1976年

【チャンネルNECO】

原作　山本周五郎

怖くて誰も申し出のない上意討ちを、藩一番の臆病者（松田優作）が独創的な方法を駆使してやり遂げます

意外なことに松田優作さんに臆病者が良く似合います

案外、実際には武士の大半は臆病者で刀を使うことも出来なかったのかもしれません

山本周五郎らしい台詞が随所にみられます

弱いくせにカッコイイ優作さん

刑事もののようなBGMがピッタリでした

優作さんの妹役の五十嵐淳子さん、本当に可愛らしかったです

他に、高橋洋子さん、丹波哲郎さん、岸田森さんなどが出演されていて懐かしかったです