ポプラ社
2019年10月 第1刷発行
255頁
独り暮らしをしていた海野雫は医師から余命宣告を受け、最後の日々を過ごす場所として瀬戸内の海が見えるホスピス「ライオンの家」を選びます
ライオンの家では、毎週日曜日の午後3時から、入居者が生きているうちにもう一度食べたい思い出のおやつをリクエストできる「おやつの時間」があり、希望者は希望するおやつをそれにまつわるエピソードなどを書いて専用BOXへ投函します
採用はライオンの家の代表者・マドンナによるくじ引きで当日までそのメニューは知らされません
雫と入居者たちの命の輝き、出会いの素晴らしさを描いた物語
食べること、生きることを描き出す感動作
2021年NHK制作、土田芳さん主演のドラマは観ました
原作があることは知っていましたがドラマが辛過ぎてなかなか読む気持ちになれなくて3年近くも経ってしまいました
読んで良かったです
特に、雫が亡くなってからの三日間を描いた最後の30頁は涙無しでは読めませんでした
読み終えた本に向かい自然と頭が下がりました
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