（セ・パ交流戦、日本ハム２－４中日、２回戦、中日１勝１分、２６日、札幌ドーム）投手王国の中日にあって、先発の軸として一際存在感を増しつつあるのが、５年目の山内だ。
小気味のよい投球で七回途中２失点。
チームを今季最多の貯金１０へと導いた背番号２６は「与えられたところで、しっかりとやるだけ」と胸を張った。
手元で微妙に変化する速球系のボールが持ち味だ。
「低めに投げることを意識した」という言葉通り、低めを丁寧に突く投球で、この日は日本ハムで打撃好調の田中、稲葉を無安打に抑えた。
権藤投手コーチも「良く踏ん張って投げてくれた」と好投をたたえた。
愛知県出身の地元期待の星も、昨年までは４年間で通算５勝。
しかし、今季は早くも５勝目に到達した。
防御率も１・３３で抜群の安定感を誇る。
セットアッパーの浅尾を欠く中、「強い勝ち方ではない」と不満の表情を見せた高木監督だが、若き右腕の台頭はうれしい“誤算”だろう。
（浅野英介）
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